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東京都は2006年、「創造的な文化を生み出す都市」を目指す都文化振興指針を策定。さらに東京芸術文化評議会を置き、昨年3月から世界文化都市を実現するための文化戦略や、五輪招致に向けた文化プログラムなどの検討に入っている。
メンバーは11人。会長の福原義春さんら、文化各界を代表する顔ぶれを集める。加えてくわしい議論を担う専門委員を、比較的若い世代を中心に15人が務めている。
なお今年度当初予算で、文化施設の管理運営費、芸術文化団体への助成など文化振興費は97億円余り。一般会計に占める割合は0・14%ながら、前年度比21%の伸びを示している。この中には同評議会の提言でスタートした「東京文化発信プロジェクト」が盛り込まれている。
東京は世界に誇れる文化都市か。都による「文化に関する世論調査」(2003年)によると「パリ、ロンドン、ニューヨークといった都市に比べて、東京も同じように世界的な文化都市だと思う」という人は30%弱。「そう思わない」人は50%を上回る。
回答理由を見ると、能や歌舞伎、展覧会などを楽しめることが肯定的な印象につながっている。他方で、景観や街並み、その保存をめぐる問題から世界的な文化都市とは思えない、という人が多い。
さて5年後の現在、調査し直すと、どうなるだろう。アニメやゲームの発信地という印象は強まっていそうだが、「思う」「思わない」の差は縮まっているだろうか。