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※掲載の肩書は取材当時のものです。

個人の主体性を伸ばす伝統の教育力~学習院女子中等科・女子高等科の挑戦~

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現代女性にふさわしい品性と知性を身につけ、社会に貢献できる人間を長きにわたって育成してきた学習院女子中等科・女子高等科。6年間をひとつの流れとした中高一貫教育の理念と具体的なカリキュラムについて、水谷真知子・学習院女子中等科・女子高等科長が語ったインタビューの模様をお届けします。

6年間をひとつの流れにとらえる

——まずは学習院女子中・高等科の成り立ちと、その教育目標について解説をお願いします。

水谷 真知子(学習院女子中等科・高等科長)

 学習院女子中・高等科は、明治18年に四谷尾張町に設立された華族女学校を前身としています。ときの皇太后でいらした昭憲皇太后がお示しになった「女子独自の教育を」というお考えのもと、良き友を得て互いに切磋琢磨しながら学習に励み、時代、時代を生きる女性にふさわしい品性と知性を身につけることを教育目標としてきました。知性とは自分でものを考え、表現できるという基本的な力の上に成り立つものであり、また品性も学習によって視野を広げ、また内面が磨かれた先に宿るものと考えています。明治の時代に求められた女性像と現代のそれはもちろん違いますが、そこに品性と知性が求められることはいつの時代も変わりません。6年間をひとつの流れとしてカリキュラムを組むことで、知性と品性を継続的に磨き、形として整えていきたいと思っております。

——6年間の一貫教育を掲げる、学習院女子中・高等科の具体的な授業内容や取り組みについて教えてください。

 女子中・高等科では、6年間の教育課程を基礎課程、応用課程、発展課程と3つの期間に分けて編成しています。まず中1・中2は「基礎課程」として捉えており、学力の基礎作りの過程で学ぶことの意義を理解し、学ぶ楽しさを知る生徒を育てます。またその中で少人数編成の授業に力を入れており、基本的なことを丁寧に教えることで、できるだけその場の授業で理解が進むような指導に努めています。例えば中1では週32時間の授業がありますが、そのうち13時間は1クラスを2つに分ける分割授業あるいは複数の教員が授業を行うティームティーチング形式となっています。教員が一人ひとりの生徒に目が行き届くため基礎学力の定着が図れ、また生徒にとっても質問や発言がしやすいといったメリットがあります。

 次に中3・高1は「応用課程」として、基礎知識の上に立った考える力を育む期間と考えています。いわゆる講義形式の授業のほかにも、充実した教育施設を活用した実験や実習を積極的に取り入れることで、自ら考えることができる主体的な学習姿勢を育むのです。また校内の恵まれた自然も、理科の実験・観察や美術の写生の対象などで積極的に活用しています。

 そして高2・高3は「発展過程」。まず高2は文系、理系のコース別となり、それぞれの興味や関心に従って選択していくことになります。また高3では午後の授業のほとんどが選択科目です。日本画、器楽、数学や国語の演習というように非常に幅広い科目が用意されており、多用な進路を見すえて自分の学力を磨いていくことが可能となります。

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