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※掲載の肩書は取材当時のものです。

ヨーロッパの真ん中から日本を発信する短期派遣研修プログラム~学習院アルザス・プロジェクト~

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学習院大学の学長付国際研究交流オフィスでは、「国際連携」「国際研究」「国際教育」を三本柱とする国際交流を進めている。今回は国際研究の分野において、アルザス欧州日本研究所による全面的サポートを受けて実施される短期派遣研修プログラム「学習院−アルザス欧州日本学研究所連携プログラム」の目的と取り組み、今後の展望について法学部の井上寿一教授が語った。そのインタビューの模様をお届けする。

欧州における日本研究の拠点に学生を派遣

——井上先生ご自身の発案による「アルザス・プロジェクト(正式名称:学習院−アルザス欧州日本学研究所連携プログラム)」の発足の経緯について、まずはお聞かせください。

井上 寿一(学習院大学 法学部教授)

 「アルザス・プロジェクト」は、フランスのアルザス欧州日本学研究所(CEEJA)の協力を得て、現地に学習院大学および学習院女子大学の学生を派遣する短期派遣研修プログラムです。2011年に国際交流基金とアルザス欧州日本学研究所の共催により、ヨーロッパにおける若手日本研究者のネットワーク形成を図る「アルザス日欧知的交流事業日本研究セミナー」が開催され、そこで私が講師を務めたことがプログラム発足のきっかけとなりました。

 アルザス欧州日本学研究所は、ドイツに国境を接するフランス東部のアルザス地方に位置する、ヨーロッパにおける日本研究の拠点です。地図の上でヨーロッパのほぼ中心にあたるこの場所にヨーロッパ各国の若手日本研究者が集結するという事実を不思議に思われる方も多いかと思われますが、実はヨーロッパの方々は私たちが想像する以上に日本に関心を持っています。日本について学ぶ研究者や学生は多くはないものの着実に増えており、ヨーロッパに数ある日本研究の部門を持つ大学や研究所のうちのひとつが、このアルザス欧州日本学研究所です。

 「日本研究セミナー」で行われた若手研究者によるプレゼンテーションは大変レベルが高く、テーマも多岐にわたっています。日本人以上に日本に興味を持って研究されていることがよくわかる、素晴らしい研究発表と討論でした。そして私は、この国際的な知的交流の場であるセミナーが翌年以降も継続して開催されていく上で、私たちの学生を何らかの形で参加させることはできないか、と考えるようになったのです。

宿舎にもなったアルザス欧州日本学研究所にて

ストラスブール大学でのプレゼンテーション

 昨年、再びアルザスを訪れたとき、CEEJAの関係者に短期派遣研修のラフな構想を伝えたところ、積極的な回答をいただきました。さらに何度か先方と打ち合わせを重ねる中で、2011年、2012年のプログラムと重なるような形で、2013年度より学習院とCEEJAとのジョイント事業としてこの研修プログラムを発足させることとなったのです。

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