ホーム

特集

※掲載の肩書は取材当時のものです。

学習院における国際化と女子教育について ~常磐会~

1/2

学習院女子中等科・高等科の同窓会組織として、119年の長きにわたってその発展を見守ってきた常磐会。今、国際化の大きな流れの中で求められる学習院ならではの国際化と女子教育の魅力について、学習院女子中等科・高等科の卒業生でもある近衞甯子・常磐会会長に語っていただいた。そのインタビューの模様をお届けする。

歴史ある常磐会による母校支援

近衞 甯子(常磐会会長)

——まずは「常磐会」の成り立ちについてお聞かせください。

 1895年に華族女学校の同窓会として組織された常磐会は、来年に120周年の節目を迎える歴史ある同窓会です。毎年200名前後が高等科卒業と同時に新会員となり、創立時に56名だった会員は現在、1万2000名を超えるほどになりました。

 大正時代に社団法人となった常磐会は、平成23年9月に公益法人制度改革の流れを受け、一般社団法人として生まれ変わりました。常磐会の基本理念や構成員等に変わりはありませんが、これによって募金の使途は女子中等科・高等科の支援のみに限られることとなり、同窓会としての本来の役割に重きを置いた内容へと転換を果たしています。

 またこれと時を同じくして、常磐会事務所は、長らく所在していた目白の学習院創立百周年記念館1階から、戸山の女子中等科・高等科のC館へと移転しました。女子中等科・高等科の前身である華族女学校創設から女子学習院を経て125周年を迎えた節目の年に、常磐会が66年ぶりに母校のキャンパスへと戻れたことには、不思議な巡り合わせを感じます。

——現在の「常磐会」の活動内容はいかなるものですか。

 常磐会では、毎月2度の理事会、年に一度の総会を取りまとめながら、運営の方針を決定していきます。現在、メインの活動となっているのは、毎年、女子中等科・高等科の生徒を対象に支給している奨学金制度の運営です。また、その運営資金を得るために様々な年間行事を通じて募金を募り、後輩たちがより良い教育環境で学べるようお手伝いをしています。

 具体的にはチャリティーバザーやコンサートをはじめ、各界で活躍する卒業生によるチャリティー講演会、春と秋に行うバスツアー、83歳以上の会員を招いて行う敬老会「菊寿会」など、年に10回前後の行事を企画しています。また、卒業して間もない社会人と在校生との交流会も、後援という形で支援しています。これは若い卒業生の発案で始まったものですが、ともすれば6年間をのんびりと過ごしがちな女子中等科・高等科の生徒にとっては、将来を具体的に思い描く良い機会になっているようです。

 また常磐会の事務所が平成23年に母校の傍らに移ったことで、日常的に在校生と接する機会が増え、現在の活動に彩りを添えてくれています。例えば、女子中・高等科の文化祭である八重桜祭に合わせて常磐会主催のバザーを開くことで、在校生とそのご父母、先生方にお立ち寄りいただく機会が増えました。懐かしい母校でクラス会を開催する学年も増えています。

  • 1
  • 2

最近の特集

総合企画部広報課ブログ

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

関連リンク