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※掲載の肩書は取材当時のものです。

グローバル社会における『人の国際化』の推進 ~留学、海外経験から学ぶもの~

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学習院大学では来春、留学を卒業要件に掲げる国際社会科学部を新設するほか、多彩な留学支援制度によって学生をサポートする国際交流センターの活動により、様々な角度から学生たちの留学や国際交流を後押ししている。国際交流センター所長の秋山隆彦・理学部教授と、国際社会科学部開設準備室の入江恵教授および星明男准教授が、大学内での様々な国際化への取り組みや、新学部の狙いについて語った。そのインタビューの模様をお伝えする。

多彩な角度から国際交流を促す

——学習院大学が現在進める留学、語学研修等の取り組みについてお聞かせください。

秋山 隆彦(学習院大学 国際交流センター所長、理学部教授)

秋山
 学習院では、2012年度から5年間の全院的な目標として「学習院未来計画28」を策定しました。その中の重点課題として国際化の推進があり、学習院大学では国際交流センターが中心となって、主に協定留学プログラムの受け入れ先の拡大を積極的に行ってきたという経緯があります。
 協定留学プログラムとは、本学が外国の大学と締結した交流協定をもとに1年間、双方の学生を交換、あるいは本学学生を協定校へ派遣するプログラムのことです。なお2011年度以前は5年以上、新規で協定留学の締結がありませんでしたが、2010年度の26校より増加の努力を続け、2015年11月4日現在で、15か国・地域44校まで拡大しました。また現在も協定締結に向けた話し合いがいくつかの大学と進められており、2019年度までに60校程度にまで協定校を増やすことを目指しています。
 協定留学は、基本的に1年単位の長期の留学を想定しています。一方、夏休みなどを利用した3週間程度の語学研修のプログラムについては、本学の附置研究所である国際研究教育機構や外国語教育研究センター、また文学部の学科単位等でも提供しており、学生の様々なニーズに応えています。さらに、大学全体の国際交流をバックアップする国際交流センターでも、イギリス、韓国、台湾などへの短期の語学研修プログラムを提供しています。こうした短期留学をきっかけに長期留学を志す学生は相当数いるため、期間や行き先など学生の需要を見ながらプログラムを用意し、長期留学につなげる努力を重ねています。
 海外からの留学生の受け入れを円滑にし、また学内における国際交流を推進するという点でも、国際交流センターが大きく寄与しています。例えば、海外協定校の留学生に向けた「留学生バディ制度」は、日本人学生からボランティアを募り、日本語に不慣れな留学生の生活面でのサポートを行うものです。また、日本人学生宅でのホームステイ制度により相互交流をサポートするほか、海外協定校向けに夏休みの短期日本語研修の受け入れや、豊島区との共催による本学学生との交流会なども行っています。
 さらには外国人留学生向けに「英語で学ぶ日本事情」を単位認定科目として設置するなど、外国人留学生と日本人学生が共に学ぶ環境作りを行ってきました。キャリアセンターと連携し、海外からの留学生の就職や留学後の就職に不安を持つ学生に向けた説明会も実施しています。

——近年、日本の若者が内向き志向になっていると言われますが、学生たちが海外に出ることを奨励する取り組みについてお聞かせください。

秋山
 国際交流センターでは毎年4月に行う新入生を対象とした留学説明会を皮切りに、学生たちの海外への意識を高めるための活動を継続的に行っています。たとえば日本にいながら国際交流の機会を増やし、海外への関心を高める機会として、先ほどもふれたバディ制度があり、日常的に外国人学生と生身で交流できる機会を得られるという意味で大変有効だと考えています。
 経済的な支援としては、短期および長期の留学に関して奨学金を支給する制度が整っており、特に長期留学への支援は今後さらに手厚くしていく予定です。また本学の学生が協定校に留学する場合、協定先が要求する語学検定のスコアをクリアする必要があるため、TOEFL、IELTSなどの受験料の補助も実施しています。加えて検定試験に特化した講座なども国際交流センターが主催しています。
 中央教育研究棟2階に位置する国際交流センターは、留学に関する様々な情報が得られる開かれたスペースになっており、専門スタッフが随時相談を受け付けています。併設されたラウンジでは日本人学生と外国人留学生が自由に集い、日頃から国際交流を楽しんでいます。また春と秋には「留学フェア」を開催し、留学経験者の生の声を伝えるほか、外国人留学生による母国紹介やTOEFL受験や短期語学研修の説明会も行っています。さらに学内でいち早くFacebookやTwitterを活用するなど、Webベースでも多角的に広報を実施しています。
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