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※掲載の肩書は取材当時のものです。

より多様な学生を求めて新たな入試制度へ~2018年度、学習院大学一般入試はどう変わるのか~

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 学習院大学では、2018年度入試から新たな一般入試制度を実施する。従来の試験日に加えて別学部の試験日にも受験できるようになり、全学部で受験機会が2回に拡大。より多様な学生が入学できるよう、試験科目の再編も行われる。新制度づくりに携わる紙谷教授と山下教授が、その内容や目的について語り合った。

一般入試の受験機会が「コア試験」と「プラス試験」の2回に

——来年度から実施される新入試制度の概要を教えてください。

紙谷 雅子(学習院大学アドミッションセンター所長)

紙谷
最も大きな変化は、これまで1回きりだった受験機会が「コア試験」と「プラス試験」の2回に拡大する点です。従来の一般入試をそのまま継続して行う「コア試験」に加えて、他学部のコア試験日に実施する「プラス試験」を新たに設け、より受験しやすい環境を整えました。試験日が1日きりだと、他の志望大学と同日だった場合、受験生は難しい選択を迫られることになります。これを解消したいという思いから、新制度を実施することにしました。
山下
高校の先生方からも「生徒たちに受験機会を複数提供してほしい」と聞いていたので、この声に応えなければという思いもありました。来年度から全学部で実施される「プラス試験」は、各学部の募集人員の1割程度を定員として、別日程で入試を行うものです。これにより、受験生は志望学部に2回トライすることが可能になります。また、受験科目についても各学部と議論を重ね、多様な学生に入学の道が開けるよう工夫しました。
紙谷
例えば法学部・経済学部・理学部では、二つの試験日をほぼ同じ科目で受験できます。しかし、文学部(心理学科・教育学科)の試験では、理系の学生にも来てほしいとの思いから、コア試験は文系科目、プラス試験は理系科目としました。さらに、国際社会科学部のプラス試験は所定の英語資格・検定試験の成績を提出することで受験可能になり、筆記試験は英語を除く2科目のみとなります。こうした変更にあたっては、各学部ともかなり議論を重ねました。従来の入学者選抜理念を大切にしながら、より多様な学生に来てもらうにはどうしたらよいのか──。今回、制度設計で最も大変だったのはこの点ではないでしょうか。
山下
同感です。本学の選抜理念は、基礎学力をきちんと身につけた学生を丁寧に選抜するということです。そのため、センター試験は利用せずに記述を含むオーソドックスな試験問題を独自に作成し、一枚一枚の答案を学内で丁寧に採点してきました。新制度の設計にあたっては、こうした理念や方式を壊さないことを第一に考え、その上で基礎学力を持った、多様性の創生に貢献してもらえる学生に入学してもらえるようにと心を砕きました。
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