Data162 長嶋、開幕戦で10本塁打
長嶋茂雄の開幕にかける意気込みはすごかった。開幕を待つ気持ちは誰にもあるが、この人の待ち遠しさは誰にも増して大きかった。
胸をワクワクさせながら開幕戦を待つ長嶋の心境が伝わってくるデータとして挙げられるのが、開幕戦10本塁打の記録である。
868本塁打を打っている世界の王貞治でも、この人の開幕戦10本塁打にはかなわなかった。ちなみに王は6本しか打っていない。
長嶋以外で開幕戦に本塁打を多く打っているのは、
門田博光(ダ)9本
山内一弘(広)7本
衣笠祥雄(広)7本
王 貞治(巨)6本
野村克也(西)6本
張本 勲(ロ)6本
山本浩二(広)6本
小早川毅彦(ヤ)6本
山本八郎(産経)5本
羽田耕一(近)5本
秋山幸二(ダ)5本
清原和博(巨)5本
長嶋の17年間より6年も長い23年間現役を続けた門田が追いかけたが、1本差で及ばなかった。
打率はさほどでもないが、本塁打率は65打数だったから、6.5打数に1本というすさまじいものとなる。
長嶋の記録で特筆されるのは、1970年から引退する74年まで5年連続して本塁打を打ち続けたことだ。
70年―3打席目(中日・小川健太郎から)
71年―4打席目(広島・大石弥太郎から)
72年―1打席目(阪神・江夏豊から)
73年―3打席目(ヤクルト・松岡弘から)
74年―3打席目(ヤクルト・松岡弘から)
と相手投手も立派なものだ。
長嶋の本塁打は最後の3年間、27本→20本→15本と減り続けたから、この努力は大変なもの、まさに気力の産物といえよう。
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