第7回読売ホームページ大賞in北信越2004 第7回読売ホームページ大賞in北信越2004
第7回読売ホームページ大賞in北信越2004
TOP読売HP大賞とは?受賞社発表!プレゼント紹介参加企業一覧
北陸発富山石川福井新潟長野

受章社発表!

 新潟・富山・石川の三県から二十一の企業・団体がエントリーした第7回読売ホームページ大賞in北信越2004の、グランプリとアクセス大賞が決まった。投票結果を参考に選考委員会がグランプリに選んだのは、富山湾の景勝雨晴海岸の高台に建つ雨晴温泉「磯はなび」(富山県)。最もアクセス数が多かったHPに贈られるアクセス大賞は、味噌・醤油醸造の老舗「山元醸造・室屋長兵衛」(同)が受賞した。
グランプリアクセス大賞ちょっと気になったサイト審査を終えて審査員
グランプリ 雨晴温泉「磯はなび」(富山)

笑顔のもてなしを約束

雨晴温泉「磯はなび」(富山)
雨晴温泉「磯はなび」(富山)
http://www.isohanabi.jp/

 トップページが表示されると、画面の中央に水平線。手前の高台にぽつんと建つ白亜の建物が、雨晴温泉「磯はなび」だ。同温泉のセールスポイントのひとつ、「眼下に紺碧の大海原を見下ろすロケーション」をイメージしている。やがてこの写真に、創業25周年を迎えた挨拶文が重なってくる…。

 これだけの説明では、「面白味に欠けるHP」と思われるかもしれない。しかし、このHPの“仕掛け”は、画面の下に並ぶ25周年謝恩企画のメニューにある。

 メニューは、(1)ミニコンサート(2)お好み浴衣(3)スマイルコンテスト(4)5年後の手紙(5)湯あがりビール(6)リフレクソロジー…など十項目。興味を誘うネーミングのおかげで、次々に読み進んでしまう。

 そして、企画の内容こそ高い支持のカギになる。例えば「スマイルコンテスト」。同温泉はふだんから「笑顔と想い出づくりの舞台」をめざし、“笑顔のもてなし”を心がけているとか。

 そこで、最も素敵と思った笑顔のスタッフを投票してもらおうという企画。笑顔に自信がなければ、こんなコンテストはできない。これが「温かなもてなしが期待できそう」と思わせる。

 まだまだある。雄大な富山湾の眺望を楽しみながらのんびり温泉を満喫した後は、「湯あがりビール」の無料サービス。「5年後の手紙」は、非日常な気分を味わってもらおうという趣向だろう。好みの浴衣が選べるのも好評だ。

 たっぷり富山湾の味覚と眺望を楽しみ、ふだんとは違う時間を楽しませてくれそう…。そんなイメージが、高い評価につながった。


▲TOP
山元醸造「室屋長兵衛」(富山)

郷土への愛着が信頼に

山元醸造「室屋長兵衛」(富山)
山元醸造「室屋長兵衛」(富山)
http://www.murocho.com/

 このサイトは、昨年のホームページ大賞でもグランプリに選ばれている。二年連続の受賞だ。根強い人気の理由は、「いろり端談義」に書き込まれた“お客様の声”を読めば納得だろう。一部を転載しよう。

 「…古城万華鏡、しっかり読んでしまいました。一時間くらいかかったかも。外部の人間には複雑なお話をユーモアたっぷり、郷土愛溢れる語り口でつい読み進んでしまいました」

 古城万華鏡は、かつての高岡城にまつわるさまざまなエピソードを、オムニバス形式で紹介している。開町当時からの高岡をさまざまな角度から考察、歴史めぐり・味めぐりを通して“ふるさと富山の食文化のルーツ探し”を行っていきたいとスタートした。

 これが、かなりの力作。群馬県からの書き込みは「地元の醤油屋さんであることを前面に出して、自分の故郷を丁寧に説明する。いーじゃないですか。がんばってんなってかんじがします。…231年の伝統と格式を、まじまじ感じさせていただきました」と絶賛する。

 「発酵の国ほくりく」にも高い評価が寄せられた。選考委員が注目した記事の一つに、「紅花染め」がある。食物ではないが、発酵させることで赤い色素が出てくるのだという。発酵の世界は、食の分野だけにとどまらない。おそらくは暮らし全般に広がっていく。

 それらを一つ一つ掘り起こしていく真摯な姿勢が、「ここまで郷土を愛し、こだわりを持っているなら、本業への愛着やこだわりも相当のものだろう」の信頼感につながる。

 そして、実際に商品を試してみて、納得できる商品だと思うから新たなファンになっていく。このHPからは、そんなやりとり(双方向性)が感じられる。


▲TOP
野上米穀(新潟)

震災から復興しました

野上米穀(新潟)
野上米穀(新潟)
http://www.nogami-kome.jp/

 野上米穀の所在地は、新潟県長岡市。十月二十三日に発生した新潟県中越地震の震源地(川口町)にほど近く、同市でも甚大な被害が報告されている。

 少し混乱が落ち着いたころにアクセスしてみたところ、「お客様の声」のページに二十九日付けで「お見舞い申し上げます」の書き込み。業務が再開されているのが分かる。

 また、日本米穀小売商業組合連合会が二十八日に発表した「五ツ星マイスター認定」に、同社から二人が合格していることも紹介されている。これからも、こだわりの新潟米を届けてもらえそうだ。


道の駅「マリンドリーム能生」(新潟)

ドライブを兼ねてどうぞ

道の駅「マリンドリーム能生」(新潟)
道の駅「マリンドリーム能生」(新潟)
http://www.marine-dream.net/

 マリンドリーム能生のある新潟県能生町では、今回の新潟県中越地震による人的・物的被害が発生していない。通常通り営業しており、カニ漁師の直売所「カニヤ横丁」(一、二月は禁漁期間のため閉店)、小泊港直送の「鮮魚センター」、「レストラン街」とも元気いっぱいだ。トップページの「干物のおいしい季節になりました」のコピーが食欲を誘う。

 また、晴れた日は夕日の名所としても有名。ドライブを兼ねて出かけてみてはいかが。ネットでの購入は、各個店のHP上から行う。


リバーリトリート「雅楽倶」(富山)

一ランク上のゆとり感

リバーリトリート「雅楽倶」(富山)
リバーリトリート「雅楽倶」(富山)
http://www.garaku.co.jp/

 キャッチフレーズは、「水と緑とアートの休日」。神通峡の大自然に抱かれながら、こだわりのフレンチ懐石を楽しみ、雄大なパノラマが自慢の春日温泉で手足を伸ばすなどに加え、美術館や茶室でゆっくり流れる時間を楽しめるのも大きな特徴だ。

 しかも、美術館では人間国宝級作家の企画展がめずらしくないし、茶室では名品茶器を用いる。客室も含め、全てに一ランク上の$Sの休息を目指しているという。

 そのためHPのデザインも、重厚さを基調としている。画面から、静寂が聞こえてくるようだ。


▲TOP
審査を終えて

 グランプリの雨晴温泉「磯はなび」(富山)とアクセス大賞の山元醸造「室屋長兵衛」(同)に共通するのは、徹底したこだわりだろう。

 しかもそれが、ストレートに伝わってくるのが重要なポイント。磯はなびは「笑顔のもてなし」、室屋長兵衛は「ふるさと富山の食文化のルーツを明らかにしていきたい」の熱い思いがキーワードになっている。単なる商品カタログのHPでは、これだけの支持は得られない。

 その意味では今回の選考には洩れたものの、「ますの寿しの植万」(同)もアクセス数が多かった。知名度の力は絶大だ。

 また、今回は応募期間中の十月二十三日に新潟県中越地震が襲った。これに伴いアクセス数を伸ばしたのが「立山砂防総合情報センター」(同)。

 富山県では安政五年(一八五八)の大地震で、立山カルデラ内にあるトンビ山が崩壊、十四日後に常願寺川の土石流となって押し寄せた。こうした記録や情報がまとめられており、「おおいに参考になった」の声が多数寄せられた。


▲TOP
審査員
読売新聞東京本社メディア戦略局長
YOMIURI PC編集長
読売新聞東京本社北陸支社長
弘中 喜通
神崎 公一
榛村 栄二




YOL ご意見、ご要望は、ad@yomiuri.comまでお願いします。
・著作権、リンク、個人情報の取り扱いについて
COPYRIGHT THE YOMIURI SHIMBUN