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企業ナビ特集

第2回 三井生命保険株式会社

三井生命保険株式会社 代表取締役社長 西村 博氏

80年の絆に感謝し「お客さま本意の経営」を実践

西村 博氏
三井生命保険株式会社 代表取締役社長

 今年3月に創立80周年を迎えた三井生命は、常に「お客さま本位主義」をモットーに成長を続けてきた。「こつこつ きちんと」というスローガンを掲げ、これまで以上に顧客に信頼される経営の実現をめざす三井生命の西村博社長に、今後の抱負を聞いた。(聞き手・読売新聞東京本社編集委員 近藤和行)

顧客に信頼される経営の実現を

――経営の基本方針は何ですか。

 社長就任直後から「お客さま本位主義」の徹底的実践を打ち出しています。お客さまの声に耳を傾け、お客さまの目線で考え、行動することが基本です。もちろんお客さまからの厳しいご指摘やお叱(しか)りにもきちんと向き合い、それを経営に生かしていく姿勢を大切にしたいと考えています。

80年の歴史を踏まえ安定的、持続的な成長が目標

――80周年のテーマはありますか。

 生命保険業は、もともとお客さまとの接点を大事にしながら、安定的、持続的に成長していく地道な事業です。営業現場においても、営業職員がお客さまと日ごろからきちんと応対していくことが基本と考えています。そのような思いもあり、今年度は「こつこつ きちんと」をスローガンにしています。

――具体的にはどんな取り組みをしていますか。

 保険のご加入をお勧めする際には、コンサルティング営業活動の実践に努めています。その一環として、この4月からお客さまのニーズが死亡保障なのか、医療保障なのかをよくお聞きし、最も適したプランをお勧めできるよう「意向確認の制度」をスタートさせます。

一方、お客さまのなかには営業職員と会って相談したいという方も、インターネットや電話で済ませたい方もいます。そういったご要望にお応えできる態勢づくりも進めています。

企業市民として社会の期待に応える企業

――社会貢献活動はどんな取り組みをしていますか。

30年間飲まれ続けている「リナグリーン21」

 昭和49年から緑を大切に育てていただける方や団体に苗木をプレゼントしています。過去33年間に累計448万本をお贈りしました。様々な種類の樹木が全国各地に根を下ろしていますが、当社の社会貢献活動の柱として、今後も取り組んでいきます。

その他には、防犯情報の提供や子供の安全確保を目的とした全社防犯運動、三井生命厚生事業団を通じた生活習慣病対策に関連する事業活動など積極的に推進しています。

――3年前に相互会社から株式会社になって、どう変わりましたか。

 「強い会社を作ろう」と平成16年4月に株式会社に組織変更しました。株主や契約者、従業員、社会というステークホルダー(利害関係者)の方々からの厳しい視線を肌で感じながら、そのプレッシャーをバネにして更に成長していける強い会社づくりを進めているところです。

――今後、少子高齢化など社会の環境が大きく変化していきます。今後の課題は。

 ますますシビアな市場と言いますか、チャレンジングな市場になってきています。例えば、年金商品は銀行窓販を契機に非常に多様な商品が開発されています。お客さまのためにも、過去の慣習、考え方にとらわれることなく、新しい市場や価値を創造していく、そういう経営を進めていきたいと考えています。

――最後に三井生命をどんな会社にしたいですか

 時代の変化やお客さまのニーズを敏感に感じることで、「お客さまの目線」に立った経営を更に進めていきたいと考えています。本当の意味で「お客さま本位の経営」「コンプライアンス(法令順守)経営」というものを実践している会社が、お客さまに選ばれ勝ち残っていける時代だと思います。

 また、こうして経営の品質を高め、お客さま満足度を向上させていくことで攻めの経営に転じ、持続的に企業価値を向上できる会社であり続けたいと考えています。

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