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※オリジナルメッセージ&スライドショー配信中
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私たちは、いろいろな時代を体験し、それを吸収してきた、ある意味、とても幸せな世代なんじゃないかしら。貧しい、もののない時代に生まれ、テレビが町内の1軒の家に届くと隣近所が集まってプロ野球やプロレスに熱中するような、何もなくても、人々の気持ちが豊かだったときも知っています。高度経済成長もバブルも、バブル崩壊も自分たちの問題として味わってきました。
順風満帆な人生ばかりではないから、個人的にはみなさん、大変なこともあったでしょう。でも、本当の戦争を体験することなく、私たちは、やはり豊かな時代を生きてこられたと思うんです。
ニューファミリーという言葉も、私たちの世代が生み出したものでした。今までとは違う、男女が並んで手をつないで歩いていけるような関係を求めてきましたよね。いつも前を向いて、自分たちの世代が新しい道をつくって行こう、今考えると、かなり気負っていた面もあったと感じます。
でも、今、退職する年齢になっても、私たちの世代のそういう気持ちは、やっぱり変わらないんじゃないかしら。なぜ、そう感じるのかというと、よき時代を謳歌してきたエッセンスが体にしみついているからです。
自分に問いかけることが得意な世代だから新しい目標も探し出すはず
私がこの40年間携わってきたのは歌。歌は時代の中で響くものです。「この広い野原いっぱい」でデビューし、数々のヒット曲にも恵まれた私ですが、それでも、自分と時代がしっくりこない日々も、もちろんありました。
切なかったり、虚しかったり……。そうした辛いときを乗り越えるエネルギーは、団塊の世代という沢山の仲間達の1人だからかもしれません。そして素晴らしい出会いに恵まれる度に強くなっていったように感じます。
私がそうであるように、みなさんも、自分の可能性を追い求め、これからもさらに進んでいかれるのだろうと思います。今は目標が見つからないという人も好奇心と冒険心を持っているから、きっと夢中になるものをしっかり探し出すはず。
いくつになっても人の可能性は未知数
私は、これからが本当の自分が始まるって思います。長い時間をかけてゆっくり蓄えて来た事を、これから新しい出会いによって触発され開花してゆくと。その道程の中で私が感じる喜びや悲しみを、歌にしてみなさんに届けたい、その思いにも、変わりはありません。
この3月に韓国の人気ドラマと映画のヒット曲をカバーした「Tears〜韓流アルバム〜」を発売しました。現実はロマンチックなだけではないと、私たちはもう知っているけれど、恋心がなくなるわけじゃない。
キュンという気持ちを味わっていただきたくて。恋の歌だけでなく、他の新しいジャンルも、これからも挑戦し続けます。いくつになっても、人の可能性は未知数なんですもの。青春をし続けなくては、無理にでも(笑)。
