INTERVIEW01 マンモス大学ではない。だからこそ、学生一人ひとりに届く力は、大きい。 INTERVIEW01 少人数の研究室で、自立の精神と実戦力を育む。

※このページ内のコンテンツ内容や、学生の在籍学部学科名、在籍年次、教員の役職等の情報は2015年度公開時のものとなります。

最初に、鈴木さんが今の研究室に進んだきっかけをお聞かせください。

鈴木
私が所属するシステムデザイン学科は、最初の2年間は幅広く学び、3年次に自分の興味に合わせて専攻を絞っていくことができます。勉強を進めていく中でこの研究領域に関心が向いてきたこと、そして酒井研究室は企業や他大学との交流がとても盛んだったことに惹かれました。

酒井 孝 教授

酒井研究室には何人の学生が在籍しているんですか。

酒井教授
私の所は、大学院生3名、鈴木さんなど大学4年生9名の計12名です。いわゆるマンモス校と呼ばれる私立大学の理工系では、1学年だけで15~20名、計40名の研究室というのも普通にあるのではないでしょうか。成蹊大学は少人数ですので、学生一人ひとりに目が行き届き、必要に応じて細かな指導ができる。日々の研究や卒業論文・修士論文の指導だけでなく、学生のスキルアップやキャリアプランニングのことまで教員が配慮できますね。
鈴木
私は今、企業と一緒になって共同研究を進めているんですが、社会人ではないため分からないこと、慣れないことも多々あります。その都度、先生が丁寧に指導してくださるので自信を持って取り組むことができています。しっかり見守られている安心感がありますね。

企業と共同研究と仰っていましたが、教授だけではなく大学生も参加しているんですか。

酒井教授
私の研究室では、最近よく見られる短期間の体験型インターンシップに加え、年間を通して企業と共同研究をする“実践型インターンシップ”を活発に行っています。企業が抱えている現実の課題に共に取り組み、数年後の商品化など一丸となってゴールを目指す。他大学では大学院生になってからが普通だと思いますが、本学では大学生にも参画させ、即戦力となるスキルを磨かせています。
今、鈴木さんともうひとりの女子学生が参加している共同研究では、彼女たちの成果によって大きな進展がみられ、企業の方々からも高い評価をいただいています。

鈴木 葵さん

社会人への準備期間としても学ぶことが多いでしょうね。

鈴木
はい。共同研究ですので相手が困らないよう自分でしっかりスケジュールを立てたり、課題解決に向けて企業の方とこまめに連絡・相談をしたり、分かりやすいプレゼンテーションを工夫したり…。ビジネス的なスキルだけではありません。企業側に出向いてのミーティングや作業、懇親会などもありますので、私は人と話すのがさほど得意ではなかったのですが、コミュニケーション能力もずいぶん鍛えられたと思います。
酒井教授
学生たちは、いずれは社会に出る。朝から活動する習慣、きちんとした挨拶、報告、連絡など、まずは当り前のことがしっかりできることが大切だと伝えています。会社の方々とのコミュニケーションの取り方、電話の受け答えやメールの書き方なども身につけていってほしいですね。

研究・実験を進める中で壁にぶつかることもあるかと思いますが…

鈴木
特に思い出すのは、マグネシウムデザインコンテストに向けた応募作品の製作です。「オールマグネシウム洗濯物干」を製作したのですが、溶接の作業経験が全くなかったので3カ月間にわたって溶接の練習をしました。年末年始もないほど製作に没頭し、それが受賞に結びついて本当に嬉しかったです。製作中、思うような材料がどうしても見つからず、その時には酒井先生が助けてくださって…
酒井教授
マグネシウムは溶接や加工が本当に難しいものですが、鈴木さんは本当によく頑張りました。私は基本的にすべて学生の主体性に任せるんです。材料調達も私がやれば簡単なんですが、いろんな事をひとつひとつ自分自身で経験することが大事。それが本人の地力になる。もちろん最後の最後には手助けをしますけれど。
鈴木
いろんな事をやらせていただいています。
酒井教授
やらされています、じゃなくて? (笑) とにかくさまざまな経験を重ね、壁を乗り越え、鈴木さんは着実に成長しているなと感じますし、学生一人ひとりの成長する姿を近くで見ることは、自分にとっても嬉しいことです。

鈴木さんご自身で成長したなと思う点、自分の強みと思える点は?

鈴木
粘り強さだと思います。実験をしていく中で、分からないこと、上手くいかないことが出てきたら、さまざまな論文を片っ端からひもといたり、企業の研究を参照したりして、納得いくまで取り組みます。計画通りに実験を進めるためには土日も関係ありません。決めたことはやり切る、最後まであきらめない、それが強みかなと自分では思っています。
酒井教授
私から見ても、非常に粘り強くコツコツがんばる学生ですね。データを集めるのは手間暇のかかる大変な作業。鈴木さんは、大小様々あるゴールの課題を明確にし、複数のアプローチを試み、一生懸命に時間を費やして、的確な成果を出している。また、プレゼンテーションのセンスも素晴らしいものを持っています。最近では研究活動で自信をつけてきたためかリーダーシップも芽生えてきているように思うし、そこをさらに伸ばしてあげたい。

鈴木さんは今後、どのような道を目指されているんですか。

鈴木
まずは大学院に進み、以前から考えていたテーマをじっくり研究したい。将来的には自動車メーカーで、エンジニアとして開発・生産に携わりたいと考えています。

最後に成蹊大学、あるいは理工学部の魅力をひと言。

鈴木
1年生から4年生まで全学部が同じキャンパスなので、違う学部の学生とも交流しやすく、いろんな仲間ができるところが好きです。授業も組みやすいですし。そして、少人数のためか、教授と学生たちの距離が近いところもいいですね。研究交流会で他大学の学生と会う機会も多いのですが、羨ましがられたりします。
酒井教授
個性尊重の少人数教育は成蹊大学の伝統であり、そして大きな強みでもある。先ほども申しあげましたが、学生一人ひとりに目が行き届き、本人の将来を見据えながら指導できます。また、例えば学会に学生を参加させるなど、各々に多くの体験を積ませることができる。人間性を鍛えるという面からも魅力的な環境だと思いますね。

本日は研究でお忙しい中、ありがとうございました。

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ゼミ(演習)・研究室を中心とした少人数教育は、主体的に学ぶ姿勢を養い、自身の意見を確実に伝える力を磨きます。また学生同士や、教員と学生との密なつながりの中で、文化や価値観などの背景が異なる他者を受け入れながら相互理解を深め、協働して問題解決に当たることができる豊かなコミュニケーション能力を育みます。

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