SUGOI JAPAN

今の日本を代表する作品が決定! SUGOI JAPAN Award2015 贈賞式レポート

世界に発信したい優れたポップカルチャー作品を選出する「SUGOI JAPAN 国民投票」には、総数77631票の投票が集まり、そして33000件を超える熱いメッセージが寄せられました。投票およびご協力くださった皆さま、誠にありがとうございました。

さて、その第1回受賞作品が3月12日、「SUGOI JAPAN Award2015」にて発表されました。受賞作品は以下のとおりです。マンガ部門1位/『進撃の巨人』、アニメ部門1位/『魔法少女まどか☆マギカ』、ラノベ部門1位/『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、エンタメ小説部門1位/『図書館戦争シリーズ』。その中から、初代グランプリに輝いたのは、最多票を獲得した『魔法少女まどか☆マギカ』でした。

Awardでは、壇上に各部門の関係者が登壇して授賞式が行われ、選定委員の代表者から総評コメントが述べられました。以下に受賞コメント、選定委員コメントの一部抜粋を掲載いたしますのでご参照ください。

受賞された作品の関係者の皆さま、本当におめでとうございました。

尚、本Awardの結果は、国内では民放キー局、エンターテインメント誌、ニュースサイト等、海外ではアメリカ、フランス、ブラジル、韓国などのニュースサイトで取り上げていただきました。また、作家や作品関係者の皆様からも積極的なツイートをいただき、国内外を問わずSNSではファンの間で活発な議論が行われました。この場を借りてお礼申しあげるとともにご報告させていただきます。

マンガ部門

マンガ部門1位/川窪慎太郎氏(左)、永盛拓也氏(右)

諫山 創氏

「たくさんの方々に支持していただき大変嬉しく思っています。このご好意には『別冊少年マガジン』の誌面上で応えていかなければと改めて感じました。限りあるコンテンツではありますが、今しかない『進撃の巨人』を精一杯楽しみたいです」

永盛拓也氏(週刊少年マガジン編集部)

「今年は4月発売の新刊で4400万部突破し、実写映画・劇場版アニメの公開なども控えています。益々盛り上がっていきたいです」

川窪慎太郎氏(週刊少年マガジン編集部)

「このような場に立つことができたのも素晴らしい作品に出合わせてくださった諫山さんとファンの皆様のおかげ。心から感謝します」

【選定委員コメント】

「ノミネート50作品は、今の日本や日本のマンガの現況を映し出すものになったと自負しています。海外へ伝えるという観点で選ばれたこれらの作品を改めて世界へ届けていくと同時に、ファンの方々も今一度作品に立ち返り、新しい目で読み直して頂ければ幸いです」

〈マンガ部門〉 さやわか氏(ライター/物語批評)

アニメ部門

アニメ部門1位&グランプリ/岩上敦宏氏(左)、久保田光俊氏(右)

岩上敦宏氏(アニプレックス)

「アニメ業界はこの10年で大きな変革を遂げ、多彩なヒット作を生み出してきました。グランプリを受賞できたのはそんな業界の佳境に後押しされてのこと。今後もより多くの皆様に作品を楽しんでいただくと同時に、アニメを観るきっかけとなれば嬉しいです」

久保田光俊氏(シャフト)

「どのアニメにも全身全霊を懸けて制作するスタッフが存在し、受賞はもちろん、いただいた熱いメッセージは彼らの励みになります。今後も、日本と世界の皆様にアニメを観ていただけるよう尽力しますので、どうぞ熱い応援をお願いいたします」

【選定委員コメント】

「1位の『まどマギ』が約50年もの“魔法少女モノ”の蓄積を礎にして斬新な達成を成したように、一朝一夕には築けない厚みが日本のアニメのスゴさを支えています。海外発信の強化に先立ち、より多くの国内の人々にアニメを再発見してもらえたらと思います」

〈アニメ部門〉 森川嘉一郎氏(明治大学准教授)

ラノベ部門

ラノベ部門1位/小学館・星野博規氏(左)、渡航氏(中央)、小学館・野村敦司氏(右)

渡 航氏

「大変光栄であると同時に、私で良かったのかと若干困惑しています。ラノベは他の部門に比べ、海外に発信するジャンルとしては未だ発展途上のジャンル。先輩作家やファンの皆様とともに広くこの文化を伝えていけるよう貢献できたらと思います」

【選定委員コメント】

「日本の教室を舞台にした“学園ラブコメ”が海外でどう受け止められるかは未知数。けれども私たちがローカルだと思っているものに、意外な普遍性が潜んでいるかもしれません。海外の方の視線は、私たちが作品の新たな魅力に気づくきっかけにもなると思います」

〈ラノベ部門〉 前島 賢氏(ライター/評論家)

エンタメ小説部門

エンタメ小説部門1位/有川浩氏

 

有川 浩氏

「日本が世界に誇れるコンテンツを創造できるのは、読者や視聴者の余白を楽しむ力が優れているからこそ。皆様に感謝の気持ちを贈りつつ、今後それぞれの分野がどのように育っていくのか、後援の方々が何をしてくださるのか見届けていきたいです」

【選定委員コメント】

「近年の小説は、従来のジャンル分けに収まらない楽しみがなされ、作品自体もまた変わりつつあります。コンテンツには様々な方法・角度の「エンターテインメント」がありうるのだという日本的な多様性は、日本と海外の垣根も、やがては超えてゆくことを期待させます」

〈エンタメ小説部門〉 市川真人氏(評論家/早稲田大学准教授)



(取材・文=立花もも/よみうり大手町ホールにて)
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