良質な睡眠が支える
子どもの成長
~睡眠負債から子どもを守るために~


主催:読売新聞東京本社広告局、エアウィーヴグループ

 日常生活の質の向上において、近年特に注目を集めている睡眠。睡眠が慢性的に不足し、健康や生活にまで影響を及ぼす「睡眠負債」というフレーズは、昨年の「流行語大賞」トップテンにも選ばれた。事情はおとなに限らず、子どもたちにとっても同じだ。そうした中、睡眠不足が子どもの発達に及ぼす影響を考え、より質の良い睡眠をもたらすにはどうすればよいかを考える睡眠セミナー「良質な睡眠が支える子どもの成長~睡眠負債から子どもを守るために~」が、東京・有楽町のよみうりホールで開かれた。基調講演、識者によるパネルディスカッションの様子を紹介する。(敬称略)

基調講演「脱・睡眠負債:子どもの睡眠が危ない」

記憶や免疫に重要な役割

 睡眠医学の歴史は浅く、1972年に米スタンフォード大学で、初めて系統だった睡眠障害の講義が行われた。

 かつては、単なる休息として考えられていた睡眠は、今ではそれに加え、合わせて五つの重要な役割があることが知られる。残り の四つは、記憶を整理して定着させる、ホルモンバランスを調整する、免疫力を高め病気を防ぐ、脳の老廃物を除くという役割だ。

 「睡眠が大事だ」と強く認識されるようになったきっかけに、2002年にアメリカで出された100万人を対象にした大規模疫学調査結果がある。それによると、病気による死亡率は、平均的な睡眠時間(7.5時間)をとっている層で最も低く、平均よりも長時間、短時間になるほど高くなるという結果だった。

 日本人の睡眠については、様々な睡眠時間の国別データで、いずれも最も短いという結果が出ている。平日の睡眠時間を調べた、ある調査では、ストックホルムが7時間28分、ニューヨークが6時間35分なのに対して、東京は5時間59分だった。

 子どもについても同様で、3歳以下の昼寝と夜寝を合わせた時間が、ニュージーランドで13・3時間、アメリカで12・9時間なのに対して、日本は11・6時間だったというデータがある。

 睡眠には、レム睡眠(脳は起きていて体が眠っている睡眠)とノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)の2種類あるが、これまで漠然と、レム睡眠が脳の発達に関係していると考えられてきた。

 昨年公表された実験結果によると、細胞同士で伝達を行う際に使われる樹状突起スパインは、レム睡眠の時に形成され、学習時に増加したスパインは次のレム睡眠の時に剪定(せんてい)され、数が減ることがわかった。スパインは剪定されることで、次の学習時に新しく発生しやすくなる。

 このように、近年の研究で、子どもの脳の発達には、質の良い睡眠が大事だということが明らかになってきている。一方で、わが国の子どもの睡眠が、他国に比べて短いという現実がある。

 「今こそ子どもの睡眠負債を完済しよう。子孫(未来)に負債を残してはならない」と声を大にして訴えたい。

西野 精治
(にしの・せいじ)米スタンフォード大学医学部精神科教授。医学博士。同大学睡眠生体リズム研究所所長。2016年からは、一般社団法人良質睡眠研究機構の代表理事を務めるなど、日本人の睡眠衛生の向上を目指す活動を続けている。著書『スタンフォード式 最高の睡眠』(サンマーク出版)は30万部を超えるベストセラーになっている。

パネルディスカッション
より良い睡眠がもたらす子どもの健全な成長

質高い眠り 発育の基礎に

「睡眠を犠牲」やめよう
西野 精治
米スタンフォード大学医学部精神科教授。医学博士

寝る前の段取り大切
千葉 伸太郎
太田総合病院記念研究所附属診療所太田睡眠科学センター所長、東京慈恵会医科大学准教授。医学博士

快眠は最高の「武器」
松岡 修造
公益財団法人日本テニス協会強化本部副本部長

学習効果にびっくり
田野瀬 太樹
学校法人西大和学園理事長

快適な目覚めをつくる
高岡 本州(もとくに)
株式会社エアウィーヴ代表取締役会長兼社長

司会 木佐 彩子 さん
フリーアナウンサー

木佐
出席者の皆さんには、まず西野先生の基調講演を聞いていただきました。(松岡)修造さん、何か新しい発見はありましたでしょうか?
松岡
最初おとなを対象としていた睡眠の研究ですが、さらに子どもについての研究が始まり、いろんなことがわかってきた。改めて、子ども時代の睡眠の大事さを感じましたね。
木佐
修造さんは、ジュニアの選手に対して、どのように睡眠の大切さを説いていらっしゃるのですか?
松岡
テニス選手は、1年のうち10か月は海外遠征です。どんな状況ででも眠れないと、良いパフォーマンスが出せません。よく寝ることは、選手にとって大事な武器だと話しています。
木佐
スポーツだけでなく、学習面においても睡眠の重要性が指摘されていますよね。
千葉
西大和学園さんの寮にエアウィーヴを導入し、定期的に睡眠について生徒にレクチャーを行いました。その上で、自身の睡眠をノートに記録してもらい、良い睡眠をとるために何をすればよいか考えてもらいました。その結果、通学生に比べ、寮生の成績の伸びが大きいという結果がでました。
木佐
田野瀬理事長、その結果を聞かれて、どう思われましたか?
田野瀬
びっくりしましたね。学習効果を上げるのには睡眠が大事だということがよくわかりました。実際、今年の大学合格実績でも、30人の東大合格者のうち、率でいうと寮生の方が通学生の倍くらいでした。
木佐
そもそも、高岡会長がこうした実験データを集めようと思われたきっかけは何だったのでしょう?
高岡
エアウィーヴを創業した2007年当時、先行する寝具メーカーさんは、商品を売りっぱなしで、お客様がどれだけ良い睡眠をとることができたかは検証していませんでした。商品の性能について、ちゃんとしたデータの裏付けがないとグローバルで戦えないと思い、西野先生に研究をお願いしたのです。
西野
自分の専門外の分野なので、最初、お断りしていたのですが、高岡会長の熱意にほだされ、お受けしました。その結果、高反発のマットレスの方が低反発より質の良い睡眠がとれるという実験データが得られました。
木佐
いい機会ですので、こうすればよく眠れるといったコツのアドバイスをいただきたいのですが……。
千葉
昔からよく言われている早寝早起き、規則正しい生活に加え、自分なりのルーティンを作ることですね。寝る前の段取りを決め、無意識のうちに、そろそろ寝る時間だということを自覚させる。あと寝る前にモチベーションを上げないこと。興奮すると眠れなくなります。
松岡
ということは、寝る前に松岡修造になってはいけないということですね。(会場、爆笑)
木佐
わかりやすい教訓ですね。心に留め置いておきたいと思います。最後に、ディスカッションを振り返って、一言ずつお願いいたします。
高岡
エアウィーヴのミッションは、まだ解明されていない睡眠のプロセスを研究し、その成果として、お客様に毎朝、快適な気分で目覚めていただける『質の良い睡眠を提供していくこと』だと思っています。創業から12年目に、このような機会を設けていただき、大勢の方にご来場いただいたことに感謝いたします。
田野瀬
何事にも積極的に取り組む、発想豊かな子どもたちを育てていくには、しっかりと睡眠をとることが重要だと、このディスカッションで改めて強く感じることができました。
松岡
睡眠という大事な時間に対して、親として子に何をしてあげられるかというと、道具選びも含め、よく寝られる環境を提供してあげることだと、今回、改めて実感しました。
千葉
これまで睡眠負債については、対象が主におとなだった中、今回、子どもに焦点をあてていただき、非常に意義ある催しでした。これを機に、多くの方が子どもの睡眠をケアしてくれればと思います。
西野
睡眠を犠牲にしてまで、働いたり、勉強したりすることは、もうやめようと強く訴えたいですね。時間を有効に使い、他人の時間を無駄にさせない。自分も、他人も大切にしていただければと願っています。
木佐
本日は、貴重なお話をありがとうございました。

エアウィーヴのマットレスに使用されているエアファイバー(airfiber)は、90%以上が空気のため、蒸れにくく、冬は暖かさを保ちます。また、優れた体圧分散で身体の負担を軽減、水洗いも可能です。
※エアウィーヴの独自技術で作られた素材

エアウィーヴ

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