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▼錦秋号

NEWS REPORT

平成21年度文部科学省グローバルCOE

『アクティヴ・ライフを創出するスポーツ科学』プログラム

 国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、国際競争力のある大学づくりを推進する文部科学省「グローバルCOE(Center Of Excellence)プログラム」に、本年度、スポーツ科学学術院の彼末一之教授(「プロローグ」にも掲載)を拠点リーダーとするプログラムが採択されました。これで本学のグローバルCOEは8拠点となり、私立大学としては最多を誇ります。

健康問題は世界共通スポーツに高まる期待

 同プログラムが目指すアクティヴ・ライフは心と体の健康のみならず、人々が活力をもって生きることのできる地域や社会のあり方をも含むものです。日本は長寿世界一でありながら要介護高齢者は年々増加し、中高年者のメタボリックシンドロームが社会問題化。一方、体力・運動能力はもとより対人関係や社会関係における子どもの心身異常も顕在化しています。

 このような健康問題は世界共通となりつつあり、その解決にスポーツ(運動)が大きな可能性を持つと期待されています。UNESCOの『プンタデルエステ宣言』(1999)では、「身体活動への1ドルの投資は3ドルの医療費を削減する」と謳っています。

 同プログラムでは、国際的拠点として「Sport Science Center for Active Life(SSCAL)」を設立し、国内外のスポーツ科学の教育研究機関やスポーツ関係提携機関等との国際ネットワークを構築しつつ、これらの課題解決へ向けた活動を開始しました。

スポーツを支える人材を国際的に育成

 スポーツに対する期待が高まる反面、スポーツを支える多くの分野で、高い専門性と幅広いスポーツ科学の知識を兼ね備えた人材は圧倒的に不足。同プログラムでは、日本そして世界の教育研究拠点となるべく、以下のような人材育成計画を立案しています。

(1)スポーツ科学の分野で不足している女性の教育を充実。またスポーツ経験者の博士後期課程入学を促す社会人入学プログラムを整備。さらに海外とくにアジア・オセアニアからの有能な学生を積極的に受入。
(2) 優秀な学生には海外研修等、国際的に活躍できる経験の場を提供。また「英語のみによる学位取得コース」を設置。
(3)成果に応じて研究費、雇用面で教育研究に打ち込める体制を整備。さらに本学博士キャリアセンターや国内外の機関と協力して多様なキャリアパスを提示。

活力ある地域・社会創出のため、新学問体系を構築

 さらに同プログラムでは、上記の目的を達成するため、プロジェクト的戦略テーマとして下記の課題を設定しました。

I:IT普及社会における子どもの体力低下抑止と健全育成促進
II:医療・介護(社会保障)負担の軽減と中高年の生きがい創出
III:人類幸福の実現のためのトップスポーツ興隆の方策追究

「スポーツ科学」はそれ自体が学際的・複合的な学問領域ですが、単にスポーツ科学を総花的に展開するのではなく、これらのプロジェクトを進行させることで、“Sport Sciences for Active Life”と呼ぶにふさわしい新学問体系を構築することを目指しています。

Sport Science Center for Active Life(SSCAL)展開イメージ

アクティブライフ創出イメージ

※詳細は同研究拠点ホームページにてご覧ください。