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女子ラグビーが
世界へ飛び出すきっかけをくれた!

冨田 真紀子/国際教養学部1年

 緑の芝生を全力疾走、パスをつないで、トライ!! ラグビーは熱い男のスポーツ? いえいえ、女子もラグビーで青春しているんです。

 小麦色に焼けた健康的な肌、はちきれんばかりの笑顔に真っ白な歯がキラリとまぶしい。自分の信じる道を一直線に進む冨田さんは国際教養学部の1年生で、女子ラグビーの日本代表選手でもある。「日本ではまだまだマイナー競技。だから努力次第で代表選手にもなれるし、世界と戦えるチャンスもある。今は女子ラグビーがもっとメジャーになるように良い結果を残したい。そしてラグビーの楽しさを伝えていきたいです」。大学生になり、出場できる大会が増えたと気合い満々だ。

 中学3年生から本格的にラグビーを始めたが、最初は全然周りについていけなかったと語る冨田さん。「もっと上を目指したい。それには秘密の特訓しかない!」と毎朝毎晩、屈強な体躯の父親とパス、キック、スクラムの練習。大学時代にラグビー部主将を務めラグビー一筋だった父親は、嬉々として協力してくれたという。「最近ようやく、上手くなってきたなって、認められるようになったんです!」と思わず笑みがこぼれる。

 ところで日本で女子がラグビーをする環境は整っているの? 「厳しいですね。練習試合をしたくても、実力が拮抗したチームが少ないんです。でも、練習する機会が少ないことを環境のせいにしたくない」。そんなひたむきな思いで、ラグビーの盛んなオーストラリアへの武者修行(留学)を決めたのは高校1年のとき。「体格もパスモーションのスピードも全然違うんです。でも日本にいたらこんなチャンスはめったにない!」。そう思った冨田さんは選抜試験を受けて現地のクラブチームに入り、体の大きな選手相手にタックルを掛け続けた。2008年に帰国し「渡豪前に比べて私の体が全体的に大きくなっていたので、チームメイトは海外の人みたいって驚いてました(笑)。皆タックルの練習をさせてって挑んでくるんです。私が留学先で得た体験を伝えられてうれしかった」。屈託ない笑顔の裏にどこにそんな強いパワーが隠れているのか不思議だ。

 国際教養学部に進学したのはなぜ? 「ラグビーはもちろん大好きだけど、それだけに進路を絞りたくなかったんです」。オーストラリアへの留学中、現地の人に日本語を教えたのがきっかけで、海外で日本語を教える仕事に憧れたという。「視野を海外に広げたい。教職課程も取りたい。早稲田の国際教養学部しかない!」。もともと語学に興味のあった冨田さんは迷わず進路を決めた。「前期はアラビア語にはまっていました。ラグビーの遠征でいつかアラブ圏に行くかもしれない……と思って(笑)。ほかにも、国際関係論や経済論など、幅広く学べるのが楽しい」と、全てに興味津々の様子。

 「ラグビーは世界へ飛び出すきっかけをくれたスポーツ」と言う冨田さん。今の目標は「セブンズ※発祥のスコットランドに留学したい!」とのこと。まだまだ始まったばかりの大学生活への期待に胸を躍らせている。

※ラグビーは15人制と7人制(セブンズ)がある。2016年のオリンピック種目として認められたことから、7人制も大きく注目されている。

試合中の凛々しい姿

見よ、この大腿二頭筋!

試合前の精神統一。勝利を信じて……

(提供:早稲田ウィークリー

冨田 真紀子(とみた・まきこ)/国際教養学部1年

1991年岡山県生まれ千葉県育ち。跡見学園中学校高等学校卒業。国際教養学部1年。本学のラグビーサークル「GW(Gray&White Rugby Club)」に所属し、プレーヤーとして男子の練習に参加している。また世田谷レディースR.F.C.に所属し、第21回関東大会準優勝。日本代表にも選ばれ、2010年香港セブンズ、第16回アジア競技大会に出場、イングランド遠征、シンガポールセブンズ遠征など積極的に活動している。海外遠征にはトランプが必携。好きな食べ物は焼肉とトマト。「岡山の祖母が栽培したトマトを、収穫してすぐ丸かじりするのが好き!」。最近泣いた映画は『海猿』『トイストーリー3』。ラグビー以外に好きなスポーツはマラソン。「小学校の6年間は女子の1位を死守しました!」。シューズはサッカーのリオネル・メッシ選手と同じモデルを愛用。