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教育

▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

初来日で日本人の温かい心に触れ、留学を決意
母国ミャンマーの発展に貢献するために日本で学ぶ日々

ウイン・ウイン・アウン・カイン/大学院政治学研究科 修士課程 2年

~ミャンマーから早稲田へ~早稲田は母国と世界をつないでくれる「夢の扉」

 私は2007年に、日本の友人の招待で初めて来日し、2週間滞在しました。日本に来る前から、ヤンゴン外国語大学で日本語や日本の文化について学んできました。日本語の教科書を通じて、日本人の礼儀正しさ、強力な経済を有する先進国であることを知りましたが、実際に日本に来たときはそれ以上に日本人の温かい心や親切なところ、自然の豊かさに心が引かれました。その来日をきっかけに日本への留学を決心し、2009年に愛知県にある南山大学に入学しました。

留学生の友達とお花見(筆者は後列左)

初めてのスキー(中央が筆者)

 南山大学4年生のとき、ミャンマーでは「ベンガリ問題(日本を含め国際社会では「ロヒンギャ難民問題」と呼ばれる)」が突発し、国際的に注目されるようになりました。その問題はミャンマー人である私にとって、とても重要な問題であり、大学院で母国の問題について研究したいという気持ちが強くなりました。

 大学卒業後はいったんミャンマーで就職しましたが、だんだんとそれまで学んできた国際法、国際組織の視点からではなく、政治学の視点から勉強したいと考えるようになりました。ちょうどそんなときに大学の先輩から早稲田大学の「ミャンマー連邦共和国限定 特別奨学金AO入学試験」を紹介してもらい、受験することにしました。2015年入試で大学院政治学研究科に合格し、入学後はミャンマーの民主化について研究しています。

 日本での生活は自分の故郷にいるような気持ちになるぐらい居心地が良く、すでに「第二のふるさと」と呼べる存在です。日本に来てから人と人のつながり、お互いを尊敬することの大切さを感じました。特に、日本に留学してから日本人はもちろん、中国、ベトナム、韓国、メキシコ、フランス、イギリス、イタリア、アフリカなど、さまざまな国・地域の留学生と交流する機会がありました。そこではお互いの言語、文化、肌色などの違いを問わず、お互いを尊敬し、お互いの文化について交流することができました。これはとても貴重な体験となりましたし、早稲田大学は私にとって母国と世界をつないでくれる「夢の扉」です。

昨秋アウン・サン・スー・チー氏が早稲田に来た際には講演会に出席

 日常生活においても、お互い助け合える関係の人が私の周りにはたくさんいます。熱心に指導してくれる研究指導教員の先生をはじめ、日本人、外国人の友人ができ、さまざまな人に囲まれ、とても幸運に思います。

 ミャンマーは現在民主化へ移行している最中です。民主化への課題や困難なことが山ほどありますが、それらを乗り越えて本質的な民主化の道を歩むことを心から祈っています。私が早稲田大学で学んだことを通じて、ミャンマーと世界をつなぐ架け橋のような存在になりたいと思っていますし、母国の発展に寄与し、豊かな社会になるように貢献したいです。

~日本に来て驚いたこと~

ミャンマーにいる両親と(中央が筆者)

 日本に来て驚いたことは、魚を生で食べることです。ミャンマーでは生で食べる習慣がないので、お刺身やお寿司をおいしく食べている人たちを見て、最初は理解することができませんでした。日本人にとっては新鮮な魚を食べるのは健康的でいいと思いますが、今まで生の魚を食べたことがない私にとっては、火を通していないので不衛生で、体に良くないのではと思いました。なので、お刺身やお寿司をおいしく食べられるようになるまで2年間ぐらいかかりましたが、今では何でもおいしく食べられるようになりました!

(提供:早稲田ウィークリー

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