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ゆうばり国際映画祭で“早稲田旋風”

 3月19日から5日間にわたり、北海道夕張市で開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008」。ノミネートされていた早稲田大学の学生・研究員が監督した2作品が上映され、1作品が北海道知事賞を獲得、観客から盛大な拍手をもらうなど市の財政破綻に伴って市民自らの手で2年ぶりに復活した映画祭を盛り上げました。

 2作品とも若手監督の登竜門といわれるオフシアター・コンペティション部門でのノミネートで、応募総数256作品の中から選ばれました。北海道知事賞を受賞した「セイキロスさんとわたし」は、ともに大学院国際情報通信研究科(GITS)修了生で安藤紘平研究室 研究員の糸曽賢志さん、亀渕裕さんの共同監督作品。トルコで石碑を見つけた学者が、そこに刻まれた文字を解読。2千年前の石碑に込められた想いと学者の想いが交錯し、2千年前のトルコと現世を行きかうという、アニメーションと実写を駆使した不思議なストーリー。映像の美しさなどが評価されての受賞となりました。

 一方、「青春墓場」は川口芸術学校の学生・奥田庸介さん(2008年3月卒業)が監督し、自ら主演。奥田さんの実体験をもとにした筋書きで、2人の大学生が偶然スーパーで見初めた若い女性に声をかけて自宅におしかけ、そこで出会った“ヤクザ”とのやりとりを描いたバイオレンス活劇。おもしろおかしい展開に会場は終始、大きな笑いと拍手に包まれました。

 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は1990年から始まりました。過去にはフランスの女優アンナ・カリーナさんや、クエンティン・タランティーノ監督も参加。タランティーノ監督は同映画祭に感激し、自作「キル・ビル」の登場人物にオマージュとして「ゴーゴー夕張」という名を付けたそうです。今回ノミネートされた3人も、映画・映像制作の世界でのさらなる活躍が期待されます。

糸曽賢志さんのコメント(http://www.itoso.net/

 「セイキロスさんとわたし」は、実話をもとにして考えられた作品です。二人で監督するという難作業にチャレンジをした作品なのですが、お互いの感性を素直にぶつけたので、とても勉強になった作品だと思っています。

 そんな作品が「北海道知事賞」をいただき、選んでくださった皆様、制作資金を出して下さった株式会社ヒューマントラスト様、制作中にお世話になった大林宣彦組の皆様、GITS安藤研究室の皆様、そしてこの作品に協力して下さったスタッフの方々に、この場をお借りして、御礼を言わせて頂きたいと思っております。

 本当にありがとうございました。
これからも、この評価に奢らぬよう、謙虚な姿勢で作品を創り、様々な方に想いを届けられればと思っています。

奥田庸介さんのコメント

 どうもみなさん、はじめまして。奥田庸介です。私にとってゆうばりは初めての映画祭でした。上映中はお客さんの反応を見るのが怖くて怖くて、ゆうばりの町を徘徊してました。会場から出て来るお客さんがわざわざ私の所へ来て一言「おもしろかったですよ」と、言って下さいました。それが何回も何回もありました。たまらないですよ、本当に。クラクラしました。こんな思いまたしたいな、と思いました。

参考HP
早稲田大学大学院国際情報通信研究科
早稲田大学川口芸術学校
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008

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