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オートレースから古巣へ 青木8耐再挑戦

鈴鹿8耐に挑戦する青木(右端)。ペアを組むのは安田毅史(左から2人目)。その右は監督で元SMAPの森且行

 オートバイの鈴鹿8時間耐久ロードレース(28〜31日・鈴鹿サーキット)に、現在は公営競技のオートレースで活躍する青木治親(はるちか)(29)が参戦する。ロードレース世界選手権(現モトGP)125ccクラス元王者が、ロードレースの世界に帰ってくる。

 青木は昨年8月、川口オートレース場でデビューした。オートの方が選手寿命が長いため、「一生ライダーでいたい」と決断した末の転向だった。10か月の養成所生活で、左カーブのみのオートにも適応。昨年の最優秀新人賞に輝くなど新天地で活躍している。

 今回の参戦も、オートのためだ。人気低迷の打開策として、青木が川口市に提案、市がメーンスポンサーとなってチームを作ることになった。若者が多いロードレースファンにオートをPRするのが狙いだ。監督は元SMAPで、同じ川口に所属する森且行が務める。

 久しぶりに乗るロードレースのマシンに、1995、96年に世界で総合王座に輝いた名手も、とまどうことは多かった。「左コーナーは誰よりも速く走らなければならないかな」と青木は笑うが、上半身の使い方が根本的に違うため、実は、その左コーナーで特にてこずったという。

 オートレースの合間を縫って、テスト走行を繰り返し、感覚は、徐々に戻りつつある。「本業に支障がない程度に頑張りたい」と青木。鈴鹿8耐は7位に入った一昨年以来となるが、その時とはひと味違った走りでファンを楽しませてくれそうだ。(田上幸広)

(2005年7月12日  読売新聞)