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ガソリン節約術「補助バッテリー」「オイル添加剤」…

燃費向上 急発進、急ブレーキ回避も有効

 ガソリン価格の高騰で、自動車の「燃費向上」効果をうたうカー用品の売れ行きが好調だ。エンジンオイル添加剤のほか、最近はシガーソケットに差し込むだけといった手軽に扱える商品にも人気が集まっている。秋の行楽シーズンを迎え、ドライバーの“救いの神”となるか――。(水上嘉久)

 電圧を安定

 カー用品販売最大手のオートバックスセブンは、全国の店舗で「省燃費グッズ」の特設コーナーを設けている。レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり140円を超えた8月以降、急激に関心が高まり、8月はグッズの売り上げが前年同月の4倍に達した。八王子店(東京都八王子市)の石井聡店長は「昨年までは、車を業務に使う人の購入が目立ったが、最近は一般のドライバーにも広まってきた」と話す。

 売れ筋商品の一つが「補助バッテリー」。エアコンやカーオーディオを起動した時や、急にアクセルを踏み込んだ時には、一時的にバッテリーの電圧が下がり、エンジンのスパークプラグから出る火花が弱まって燃焼効率が悪くなる。補助バッテリーは、こうした電圧の低下を補う。サン自動車工業の「ホットイナズマ ポケット」はシガーソケットに差し込むだけで簡単に電圧を安定させることができるという。

 似た商品に、リッツソリューションの「リッツ パワーシフト MS―001」がある。これもシガーソケットに差して使うタイプで、バッテリーではないが、通電時に発生する残留磁気を抑えて電気の流れをスムーズにし、電圧を安定させる効果があるという。

 エンジン滑らか

 従来売られているエンジンオイルの添加剤も人気だ。

 米STPの「STPオイルトリートメント」は、オイルの劣化を防いでエンジンの回転をスムーズに保つことで、燃費の向上が期待できるという。呉工業の「オイルシステム モーターレブ」は耐熱性の高いジェット機用のオイルを使い、エンジンの回転数が高くなっても油膜を保つ。

 ただ、オートバックスセブンでは、「こうしたカー用品は、社内で効果を確かめた上で販売しているが、路面や運転状況、クルマの大きさなどによって効果は異なる」と話している。

 安い給油所探し

 ガソリンの店頭価格が高止まりしている中、ドライバーとしては、1円でも安いガソリンスタンドで給油をしたいところだ。

 日産自動車は、カーナビの会員制情報サービスでガソリン価格情報を提供している。車の周囲、半径5〜10キロ以内のレギュラー、ハイオクガソリンの相場と、それより安い「おすすめ」ガソリンスタンドを画面に表示し、音声で知らせてくれる。情報は1時間ごとに更新され、「知らない土地でも、通りかかったスタンドの価格が地域の相場より高いか安いかがわかる」(日産)という。

 車の燃費改善には「自衛手段」もある。日本自動車工業会は、〈1〉トランクの荷物を減らす〈2〉急発進、急ブレーキを避ける〈3〉タイヤの空気圧を適正にする――などの「エコドライブ」を推奨している。急発進10回で170ccのガソリンが浪費されるという。「ちょっとした気遣いでガソリン代の節約は可能」(自工会)だ。できることから試してみるのも良いだろう。

(2006年9月10日  読売新聞)