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2009年 自動車は売れるのか? 〜 Part1 〜

 世界的な金融不安により落ち込む各業界の中で、とりわけ米デトロイト3(GM・クライスラー・フォード)の経営破たんの危機が取り沙汰されている自動車業界は厳しい状況であるという報道が連日新聞やテレビを賑わせていますね。トヨタも09年3月期の営業利益はマイナス1,500億と赤字の見通しを発表するなど、一部メーカー以外は厳しい状況です。そこで、昨年調査した結果を元に、09年の自動車市場を占ってみました。

 昨年11月に実施した、自動車運転免許を保有する一般ユーザーへのアンケート調査の結果で注目したいのは、「09年に自動車を購入する予定である」と回答したユーザーが実に16%に上ったこと。自動車運転免許証を保有するユーザーは全国で7,700万人。そのうちの16%が自動車を購入すると約1,200万人が自動車を購入するということになります。これはあくまでも予定として回答して頂いているので、どちらかといえば「希望」ということになるのでしょうか。

 今年一年の景気動向によって、この数字のうちどれくらいのユーザーが実際に購入するかどうかに関わってくると思いますが、世界的には米デトロイト3の行方とオバマ新政権の景気対策による米経済の復活、麻生政権の景気対策と衆院選の行方によって景気感は大きく変わってくるように思います。個人の景気感はこれらの対策が有効に働けば上向いて来るでしょうし、そうでなければ短期的な回復は厳しい状況であるといえます。

 実際にこの不況をユーザーがどう感じているかというと、やはり「所得が増えない」と感じているユーザーが多く、「将来が不安」というユーザーも多いのが実情です。こういった状況ではなかなか「消費」しようという考えが起こりにくいのは事実。もちろん、業界としてもお客様にとって魅力的な商品を提供していかなければいけませんね。「売れる商品」の提供から、「魅力的な商品」の提供へと変革すること。これが、今自動車業界に求められることなのではないでしょうか。


◆調査対象:全国、18歳以上で自動車運転免許を所有する方
◆調査実数:1,000サンプル
◆調査方法:インターネットによるWebアンケート
◆調査期間:2008年11月21日 〜 2008年11月22日
◆調査企画:ガリバー自動車研究所
◆調査協力:株式会社ヤフー・バリュー・インサイト

(2009年1月21日  読売新聞)