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ダイハツ「ミラココア」…女心に おしゃれ軽 ダイハツが新型の軽乗用車「ミラ ココア」を発売した。20〜30歳代の女性ドライバーを意識し、「親しみの持てるクルマ」に仕上げたという。(岩崎拓) ベース車の「ミラ」は40歳代以上の女性に人気が高い。ココアはそれより若い世代をターゲットに開発した。ダイハツの箕浦輝幸社長は「女性ユーザーの感性に応えるデザインと、扱いやすさを追求した」とアピールする。 デザインのテーマは「あたたかモダン」。 ヘッドランプは丸形で、かわいらしく温かみのある雰囲気を出している。フロントエンブレムには、発売中のダイハツ車で唯一、「D」のマークを付けず、「Cocoa」の文字をあしらった。 車体色も、ファッションのような感覚で選べるよう、9種類を用意した。 内装では、運転席周りやドアの内側の一部に縁取りを付けた。シンプルな中にも、おしゃれさをさりげなく演出している。 運転のしやすさも追求した。前方の見晴らしを良くするため、フロントの支柱(ピラー)は細く、ボンネットは平らにした。後部のコーナーにも窓を設けてあり、後退したり、車線変更したりする際も斜め後ろを確認しやすい。 全高は低くしている。最近の軽乗用車は室内の広さを確保するため、高さを1・6〜1・7メートルにした「背高系」が多い。これに対し、ココアの全高は1・53〜1・56メートル。高さに余裕がない立体駐車場にも止められる。 最上級グレードでは、ルームミラー内に液晶画面を組み込んだ。後退する時に、真後ろの映像を画面上に表示してくれる。後退や車庫入れなどが苦手な人にも、安心感を与えてくれそうだ。 滑り出しの受注は好調で、発売後1か月間で約9000台と、月間の販売目標(3000台)の3倍に達したという。購入者の約9割は女性。20〜30歳代が多いといい、ダイハツの狙い通りに支持されているようだ。 ただ、多くの軽乗用車に設定があるターボ車がない。軽快な「走り」を楽しみたい人には、やや物足りないかもしれない。 高まる「軽」人気 新車の3台に1台国内の新車市場で、軽乗用車の比率は高まり続けている。乗用車の総販売台数に占める「軽」の割合は、2008年に33・8%。新車販売の3台に1台以上が軽自動車となった。その人気を支えているのは女性だ。 日本自動車工業会によると、07年度、軽乗用車ユーザーの3分の2近くが女性だった。そのため、各メーカーは女性に好まれるデザインや車体色の投入に力を入れている。 スズキの「アルト ラパン」は箱形ボディー。ヘッドランプやサイドミラーは丸みを帯びる。どこか愛らしい 日産は「モコ」を6月に一部改良した際、車体色に「コーラル」を追加した。化粧品で流行中のオレンジがかったピンク色で、女性向けの新色だ。 「いかに女心をつかむか」――。今後も軽乗用車の開発に際しての重要なテーマとなりそうだ。 (2009年10月13日 読売新聞)
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