ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

蘇る記憶 車ある風景一覧

本文です

図書館がやってくる


東京・足立区の移動図書館「きぼう号」(1966年4月)

 写真は東京・足立区役所の移動図書館「きぼう号」と、草むらで本を読む子どもたち。撮影年は1966年4月と記録されています。

 このような移動図書館が社宅やアパートによく来ていた記憶があります。読み終えた本を手に、次回の移動図書館の巡回を楽しみにしていました。

三重県名張市の移動図書館「やまなみ号」(2008年6月)

 右の写真は三重県名張市で活躍した移動図書館「やまなみ号」、2008年の撮影です。車種は違いますが、トヨタ博物館の企画展「はたらく自動車」で数年前、名古屋市の移動図書館を一日取材したことがあります。

 当時、名古屋市は2台の移動図書館の車両を持ち、市内120か所以上を巡回していました。1台に2500冊を載せ、3人のスタッフで、午前・午後で2〜3か所を回ります。

 多い時には1巡回で1000冊もの本を貸し出すとのこと。昼に本部に帰ると、大急ぎで午後の本を配架します。雨の日などは道路が渋滞して到着が遅れ、昼食をとる時間もないほどです。

 市営アパートに到着すると、次々に利用者が集まってきます。腕に抱えたり、布バッグに入れたりした幼児連れの母親やお年寄りなどで盛況でした。

 車内は大人が歩ける高さがあり、両側は一般書のほか、絵本や新館コーナー、CDなどがびっしり整然と並んでいました。おすすめの本の案内などの手作りのポップなどが貼ってあるアットホームな雰囲気でした。

 「蘇る記憶 車のある風景」は今回で終了します。ご愛読、ありがとうございました。

2012年2月21日  読売新聞)
現在位置は
です