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室伏由佳が日本新、兄の広治は今季自己最高


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女子ハンマー投げで日本新を出した妹・由佳にアドバイスする室伏広治
女子ハンマー投げで日本新を出した妹・由佳にアドバイスする室伏広治

 陸上・スプリントチャレンジカップ(1日・山梨富士北麓公園陸上競技場)――アテネ五輪代表が出場し、女子ハンマー投げで室伏由佳(ミズノ)が自らが持つ日本記録を1メートル09更新する67メートル77をマークした。

 男子ハンマー投げでは兄の広治(ミズノ)が82メートル88の今季自己最高で優勝。男子百メートルは末続慎吾(ミズノ)が10秒35で、同二百メートルは百メートル代表の朝原宣治(大阪ガス)が20秒70でそれぞれ優勝した。同四百メートルは山口有希(東海大)が自己最高に0秒02と迫る45秒20の好記録で制した。

 ◆ハンマー兄妹、夢実現へ固いきずな◆

 兄妹が一緒に投げる、珍しい男女混合試合は、華やかに始まった。

 この日の女子ハンマー投げ出場者は、室伏由佳ひとり。このため、兄の広治ら男子8人に混じる形だった。その競技開始の一投を放ったのが、由佳だ。67メートル77。これまで届かなかった五輪参加標準記録Aをクリアする、ハイレベルの日本新。すると、兄も負けじと3投目、今季自己最高の82メートル88をマークした。

 「記録は予想以上。順調に仕上がっている」と兄が言えば、妹も「1投目に記録が出たのは、(3投しか投げられない予選への)いいシミュレーションになった」。収穫の多い壮行試合を、それぞれが喜んだ。

 兄妹で出場し、父も同行する五輪について、2人は「心強い」と繰り返す。メダルを目指す兄も、初出場の妹も、家族の存在が必ず力になると力を込める。

 父の重信コーチは「これで娘も、ひょっとして決勝に行けるレベルに来た。広治は予定通り」。兄妹そろっての決勝進出、そして――。大きな夢を持つハンマー一家は、兄妹出場の相乗効果を再確認し、いよいよアテネへ向かう。(近藤 雄二)

 ◆末続、最後の実戦で納得の走り◆

 男子百メートルで優勝した末続は「この種目で大切な試合勘を思い出せて良かった」と、晴れやかな笑顔を見せた。

 国内最終合宿中の最後の実戦だったが、60メートルまでは本人も納得の走りで、四百メートルリレーでも日本代表の2走として好走。

 「五輪では(銅メダルを獲得した世界選手権に続いて)もう1度爆発したい」。理想の走りは、完成の域に近づいているようだ。

 (2004/8/1/20:08 読売新聞 無断転載禁止)


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