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特集

サイクルスポーツフェスティバル2004

五輪の日本勢 トラックに期待

―― チームスプリント代表 競輪3人組

 アテネ五輪で行われる、自転車競技(トラック、ロード、マウンテンバイク)のうち、最も日本勢の活躍が期待されるのは、トラック種目だ。

 中でも、チームスプリントは、メダル獲得の可能性もある有望種目。

自転車競技アテネ五輪代表
◆トラック
伏見俊昭28(福島)
長塚智広25(茨城)
井上昌己24(長崎)
飯島誠33(スミタ・ラバネロ・パールイズミ)
大菅小百合23(三協精機)
◆ロード
田代恭崇30
(ブリヂストンアンカー)
鈴木真理29(シマノ)
沖美穂30(ファームフリッツ)
唐見実世子29(カツリーズ)
◆マウンテンバイク
竹谷賢二34
(フォードスペシャライズド)

 チームスプリントは、3人が同時にスタート。第1走者が1周目(アテネでは1周250メートル)を先頭で2人を引っ張り、2周目に入ると第1走者はチームから離れて第2走者と第3走者だけが走り、第3走者が3周目を1人で走って、そのゴールタイムを競う。

 最も重要とされるのは、レースの流れを決める第1走者。長塚は、5月末のメルボルン世界選手権では、予選で3位、1回戦で4位のタイムをたたき出すなど、世界に通じる力を持つ。それだけに、それに続く伏見、井上が、どれだけの底上げが出来るかがカギ。同世界選手権は調整不足で7位に終わったが、3月のワールドカップのメキシコ大会では、このメンバーで2位。フランス、英国が2強とされるが、その他は日本も含めてだんご状態なだけに、メダルも射程に入る。

 規定周回ごとに設定された得点の累計によって争う中距離種目、男子ポイントレースの飯島誠(スミタ・ラバネロ・パールイズミ)も、メダルを狙う。世界の強豪がそろって出場したメルボルン世界選手権では、終盤に頑張り、6位に入った。シドニー五輪では、16位に終わったが、「勝負できる最後のチャンス」へ向けて、しっかり力を蓄えてきただけに、33歳のベテランの走りに注目したい。

 女子500メートルタイムトライアルの大菅は、ベストタイム(日本記録)が35秒496。同世界選手権では、優勝タイムが34秒342で、入賞ラインの8位が35秒250。34秒台に突入できれば、上位も見えてくる。

 トラックの花形と言えば、スプリント。世界選手権では、男子は連覇を狙ったガネ(仏)を、ボス(オランダ)が破って初優勝。日本は長塚が起用される可能性が高く、世界のトップ級とどこまで張り合えるか。

 やはり人気種目で、日本発祥の種目ケイリンは、メルボルンではスタッフ(英)が初制覇した。この種目でも連覇を狙ったガネは5位。日本の山田裕仁(岐阜)は敗者復活戦で敗退し、五輪枠を獲得できなかった。出場が濃厚な伏見に、発祥国としての意地を見せてほしい。



 (2004年6月14日付 読売新聞 無断転載禁止)

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