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長嶋ジャパン

充実「扇の要」

―― ダイエー・城島 健司 28

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攻守に中心の城島

 「オールスターに選ばれたような、晴れ晴れとした気持ちとは違う」。代表発表の日、城島がそう漏らしたのは、捕手として本番までの時間の短さを、改めて考えたからだろう。

 パ・リーグの投手の予備知識はある。問題はパより代表が1人多く、しかも6球団に散らばるセ・リーグの投手だ。優勝争いを演じるダイエーは夏の正念場を迎えて「五輪も大事だが、チームも大事。頭の中がまだ“五輪モード”に切り替わっていない」。セの投手の動向まで気を配るには、時間も余裕も、十分とは言えなかった。

 昨秋のアジア予選を戦った谷繁(中日)がメンバーから外れ、捕手は相川(横浜)と2人。コーチにも捕手経験者はいない。日本代表の扇の要の選考は、城島の力量に頼った側面は否めない。球宴から壮行試合、現地での練習試合まで、どん欲にデータ収集に取り組むしかない、と腹をくくっている。打撃では、リーグ記録を更新するほどの死球をはね返して打点、本塁打を量産。10年目の充実ぶりが際立つ。

 強打のキューバを迎える今回、国際舞台での日本の投手力を、自分なりに測る絶好の機会。「五輪仕様」の頭脳が、いよいよ動き出す。



 (2004年7月9日付 読売新聞 無断転載禁止)

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