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有効求人倍率、最悪0・44倍…雇用情勢「厳しさ増す」

 厚生労働省が30日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、4月より0・02ポイント減の0・44倍となり、統計を取り始めた1963年以降の過去最悪を更新した。

 今年に入って毎月0・06〜0・08ポイント減少していたが、悪化のスピードは弱まった。一方、総務省が同日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は5・2%で、4月より0・2ポイント悪化した。これを受け、厚労省は雇用失業情勢の判断を、「厳しさを増している」から「さらに厳しさを増している」へと、5か月ぶりに下方修正した。

 5月の新たな求人数や求職者数で算出した新規求人倍率。有効求人倍率の先行指標とされているものだが、こちらも、前月比0・02ポイント減の0・75倍で過去最悪を更新した。厚労省は「生産水準がまだ低く、企業の雇用過剰感が続いており、新たに人を雇うのは難しい状況」として、しばらくは悪化傾向が続くとみている。

 総務省の労働力調査(速報)によると、5月の完全失業者数は前年同月比77万人増の347万人。就業者数は6342万人で、同136万人減となった。就業者数の減少幅は過去最大だった。男性の完全失業率は5・4%で前月比0・1ポイント悪化、女性は4・9%で同0・3ポイント悪化した。

 一方、厚労省の調査によると、昨年10月から今年9月までの間に職を失ったか、失う予定の非正規雇用の労働者は、今月18日時点で22万3243人となった。非正規労働者の失職者数は、昨年10月から今年6月までの9か月分で集計した5月19日時点の調査よりも6835人増えたが、増加幅は小さくなった。今後の失職予定者数を月別にみると、7月が206人、8月165人、9月208人で推移しており、厚労省では「雇用調整が一段落した結果ではないか」としている。

 また、昨年10月から今年9月までに職を失う正社員は3万5261人で、前回調査より8659人増と正社員の増加幅は拡大した。

2009年6月30日12時01分  読売新聞)
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