自治体で東電離れ、電力の入札加速…読売調査東京電力管内の9都県と政令市、県庁所在地、東京23区の計41自治体の半数以上が、施設の電力契約に入札制度を導入し、東電以外の電気事業者に切り替えることを検討している。 4月から大口電気料金を平均17%値上げする方針に反発し、自治体の間で「東電離れ」の動きが広がる。しかし、東電以外の供給能力は限られ、新規参入を促す電力自由化を求める声が高まりそうだ。 読売新聞が電話で聞き取り調査を行った41自治体のうち、東京都新宿区や文京区など9自治体が新たに入札の実施を決め、山梨県や前橋市など13自治体が導入を検討している。 入札は、複数の特定規模電気事業者(PPS)と、東電の競合を想定しているが、割安なPPSが落札する可能性が高いとみられる。PPSは、効率的な自社の発電所を持っていたり、工場の余剰電力を安く調達したりしているためだ。 東京都は東電の値上げにより、都施設全体で年間77億円の負担増を見込む。足立区や練馬区は1億2000万円、板橋区は8000万円電気料金が増えると試算している。財政難に苦しむ自治体には重い負担だ。 関東地方知事会は15日、枝野経済産業相や東電を相次いで訪れ、値上げの根拠提示や見直しを求めた。 (2012年2月16日03時03分 読売新聞)
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