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本よみうり堂

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書評


評・ロバート キャンベル(日本文学研究者・東京大教授) 今の日本語辞書の多くは『広辞苑』のように草冠や木偏など樹木っぽい文字を題名に使うが、もとより日本語は『河海抄』(室町時代の『源氏物語』注釈書)や『言海』(明治の辞書)に見るように「言の葉」と考えられ、平たく薄く広い海の上を漂うイメージとして捉えやすい。 (1月30日)[全文へ]


評・小泉今日子(女優) あの時もそうだった。 (1月30日)[全文へ]


評・朝吹真理子(作家) 思わず目が乱される大小さまざまのフォント、(おびただ)しいルビ、二〇一〇年から二〇一一年にかけて発表された「メモ」は、言葉に言葉を差しこむことで全ての行を割注にし、沈黙を推進させてゆく。 (1月30日)[全文へ]


評・池谷裕二(脳研究者・東京大准教授) この本はジャズの解説書ではない。ミュージシャンの伝記でもない。ジャズそのものといってよさそうだ。だから予備知識なく手に取った私は戸惑った。容赦なく心に手を突っ込んで()き回す妙な文体。翻訳に起因するのかと原著で確認したが、なるほど、著者の意図だった。 (1月30日)[全文へ]


評・山内昌之(歴史学者・東京大教授) 昨年は、辛亥革命から数えてちょうど100年にあたった。古代から続いてきた君主政治を終わらせ、アジアで最初の共和制を樹立した辛亥革命は、日本と深い関わりをもつ変革でもあった。 (1月30日)[全文へ]


評・細谷雄一(国際政治学者・慶応大教授) アメリカの歴史の中で最も偉大な大統領は誰か。二〇〇一年二月のギャラップ世論調査では、ケネディやリンカーンを僅差で抑えてレーガンが「史上最も偉大な大統領」に選ばれている。 (1月30日)[全文へ]


評・湯本香樹実(作家) 春秋時代から二千年以上読み継がれてきた老子。本書は〈1〉原文+訓読文、〈2〉著者訳、〈3〉「バカボンのパパ語」訳、という画期的なアプローチで、老子八十一章を読み解く。 (1月30日)[全文へ]


評・畠山重篤(カキ養殖業) 子供の頃、キジやヤマドリ猟にゆく父に連れられ秋から冬にかけて里山へ出かけた。 (1月30日)[全文へ]


評・角田光代(作家) じつに読みづらい小説である。その理由のひとつに、登場人物たちの呼び名が一定でない、ということがある。しかも彼らは作中で幾度も名前を変える。 (1月23日)[全文へ]


評・三浦佑之(古代文学研究者・立正大教授) 天才的琵琶奏者の、波瀾(はらん)万丈と表現するしかない物語を楽しんだ。ただし、天才的琵琶奏者という説明は、「彼女=彼」の人生のごくわずかを言い当てているに過ぎないのでご注意を。 (1月23日)[全文へ]


評・星野博美(ノンフィクション作家・写真家) 2010年、サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の際、私は連日テレビにかじりついたファンの一人だった。本書は英誌のナイロビ特派員である著者がサッカーを切り口にアフリカを読み解いた本。 (1月23日)[全文へ]


評・杉山正明(ユーラシア史家・京都大教授) 「江戸時代の政治史はこんなに遅れているのか」。あとがきはやや衝撃的な独白から始まる。 (1月23日)[全文へ]


評・中島隆信(経済学者・慶応大教授) ダーウィンの進化論は、環境変化に適応できた生物が生き残るという意味で自然淘汰(とうた)の理論として知られる。そのため、生物の営みは利己的な生存競争だと解釈されがちだ。 (1月23日)[全文へ]


評・橋本五郎(本社特別編集委員) 歴史を描くことは容易ではない。自分が生きてきた同時代史を描き切ることはもっと至難のことだろう。自らの体験(自分史)と膨大な文献資料、聴き取り調査などを駆使し、左派にあらざればインテリにあらずという「革新幻想」はどのように生まれ、席捲(せっけん)凋落(ちょうらく)していったのかを克明に分析している。 (1月23日)[全文へ]


評・松山 巖(評論家・作家) ハリウッド映画でお馴染(なじみ)だろう。古代ローマでは死を賭して剣闘士が闘技場で戦ったことは。本書は二部構成。第一部「ある剣闘士の手記」はシチリア生まれで奴隷から剣闘士になった若者が訓練や戦いの様を(つづ)った手記。この驚くべき新史料(?)で剣闘士の心理までもわかるが、著者の本領は第二部にある。 (1月23日)[全文へ]


評・岡田温司(西洋美術史家・京都大教授) 彼女は実はモナ・リザではなかった。この大胆な仮説を打ち出したのは、わが国でもすでに何冊かの翻訳でおなじみの高名なイタリアの歴史家である。では、いったい誰なのか。ルネサンス最大の芸術保護者として知られるメディチ家の当主ロレンツォ豪華王の息子、ジュリアーノが(ひそ)かに愛して非嫡子までもうけた意中の女性だというのだ。 (1月23日)[全文へ]


評・管啓次郎(詩人・比較文学者・明治大教授) 土地には風土があり自然がある。生活があり歴史がある。そこに暮らす人々の創意工夫と技があり、その結果できあがった数々のローカルな遺産がある。こうして風景の一部となった驚くべき土木や建築の細部を、写真家が訪ね歩いた。 (1月23日)[全文へ]


評・朝吹真理子(作家) 旅先で誰しも一度は入ったことのあるような、腰を休めに入るだけの、看板の字も雨ざらしになって判読しにくい古びた食堂「お休み処・風弓亭」はそういう数多(あまた)ある食堂のひとつとして、山の上の湖のほとりに店を構えている。 (1月16日)[全文へ]


評・松山 巖(評論家・作家) 八年の時をかけた短篇(たんぺん)集。すでに古稀(こき)を超えた作者の八年という時間は作品に反映され、七短篇、どの主人公も雑誌発表時の作者の年齢が重ねられている。 (1月16日)[全文へ]


評・橋爪大三郎(社会学者・東京工業大教授) 僧侶が結婚し、肉や魚を食べる。 (1月16日)[全文へ]

著者来店


 台湾屈指の名家「(イエン)家」の長男だった父と日本人の母との間に生まれ、歌手・一青(よう)さんの6歳上の姉。現在は都内で歯科医院を営む傍ら、女優としても活躍。年4、5回は台湾に赴いており、今春、父の故郷で初めての舞台公演を控えている。「器用貧乏。何でもやりたがりな性格なんですね」と苦笑して話すが、今回、色々な「顔」の一つに「文筆家」も加わった。 (1月31日)[全文へ]

『尼さんはつらいよ』の勝本華蓮さん

コラム

HONライン倶楽部


 日本の民俗学を切り開いた柳田国男の死去から今年で50年。全国各地を歩いて収集した不思議な話の数々は、今も多くの読者を引きつけています。 (1月31日)[全文へ]

犬の本

空想書店


 『スティーブ・ジョブズ』を読んで、改めて考えさせられたのだが、伝記とはいったい何なのだろう? 例えばジョブズが若い頃インド放浪の旅から戻ってきて両親と空港で再会する、次の部分。 (1月17日)[全文へ]

ポケットに1冊


 2012年「おすすめ文庫王国」の国内ミステリー部門で、ダントツ1位となった文庫で、帯には書店員の〈「百万部売っても売り足りない!」と叫びたくなるほどの珠玉の1冊だ!〉との推薦文が躍る。 (1月25日)[全文へ]

コミック・マガジン

マンガは僕の友達だった


 文化部で10年余、マンガだけでなく、かねての希望でもあった文芸担当にもなり、ようやく自分の記者としての方向が見え始めた、と思っていた頃、上司に呼ばれて異動を打診された。「出版局に行ってくれないか」という。もちろん、当然断った。しかし、すまじきものは宮仕え、である。結局は、さまざまに説得されて、出版という仕事をすることになる。「新しいマンガ雑誌を作る」という、当時の自身にとって魅力的な一言も決心を促すことになった。 (2月2日)[全文へ]

本こども堂

子どもたちへ


中川素子(なかがわ・もとこ)さん 69 (みな)さんが普段(ふだん)、手にしている絵本。そこには、それぞれの国の長い歴史の中で(つちか)われた、独特(どくとく)の表現やデザインがあります。 (1月17日)[全文へ]




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編集者が選ぶ2011年海外ミステリー

海外ミステリーが傑作揃いだった2011年。各社担当編集者のベスト5を紹介します。

連載・企画

海外ミステリー応援隊【番外編】 2011年総括座談会
世界の長・短編大豊作…やはり新作「007」、「犯罪」不思議な味、北欧モノ健在(11月29日)

読書委員が選ぶ「震災後」の一冊

東日本大震災後の今だからこそ読みたい本20冊を被災3県の学校などに寄贈するプロジェクト

読売文学賞

読売文学賞の人びと
第62回受賞者にインタビュー

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