「モーニング・ツー」(講談社)で一挙3話掲載でスタートした新人、吉田貴司の「フィンランド・サガ(性)」。人気西洋史マンガをもじったタイトルから人を食っているが、しりあがり寿調の中身もシュール。オーディション会場から育児相談の場まで、どこへでもサウナに入って現れる男が、「人生はサウナ」とだらだら汗を流し、ひたすら耐えることの美学を説く。この国には耐えるヒーローが必要って、妙に説得力があるのは不景気のせい?
(2009年2月27日 読売新聞)