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「挽歌」の原田康子さん死去

札幌市内の自宅でインタビューに答える原田さん(2003年7月)
札幌市内の自宅でインタビューに答える原田さん(2003年7月)

 北海道を舞台に情念のまま生きる若い女性を描いた小説「挽歌(ばんか)」がベストセラーとなった作家の原田康子(はらだ・やすこ、本名・佐々木康子=ささき・やすこ)さんが20日、札幌市内の病院で死去した。81歳だった。告別式、喪主は未定。

 東京生まれ。2歳の時に釧路市へ。ガリ版刷りの地元同人誌「北海文学」で創作活動を開始し、1955〜56年、同誌で連載した「挽歌」が注目され、57年、女流文学者賞を受賞。既成の枠にとらわれず、奔放な愛に走るヒロイン「怜子」の生き方が話題になり、70万部を超えるベストセラーに。映画化や、ヒロインのファッションの流行など「挽歌ブーム」を巻き起こした。

 「蝋涙(ろうるい)」で99年、女流文学賞。2003年、佐賀から釧路へ移住した自らの一族をモデルにした「海霧」で吉川英治文学賞を受賞した。

(2009年10月21日  読売新聞)

『挽歌』

  • 原田康子
    出版社:新潮社
    発行:1983年2月
    ISBN:9784101114019
    価格:¥580 (本体¥552+税)
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