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竹久夢二や中原淳一がさし絵を描き、戦前から戦後にかけて人気を誇った雑誌「少女の友」を紹介する「日本で最も愛された少女雑誌『少女の友』展」が東京・根津の弥生美術館で開かれている。
「少女の友」は1908年創刊の少女雑誌。かわいらしい少女を都会的に描いたイラストと洗練された読み物で、55年に休刊するまで、女子学生などに絶大な人気があった。作家の田辺聖子さんらも愛読者だったという。
同誌に掲載された竹久夢二らの原画のほか、付録のカルタやすごろく、しおりなどが展示されている。1940年6月号の表紙となった中原淳一の原画は初公開。中原はこの号で表紙から降板している。きっぱりとこちらを見つめる少女の姿が印象的だ。
休刊して半世紀以上が過ぎているが、同誌の人気は根強い。今年3月には同誌で掲載されたさし絵や投書などを集めた「『少女の友』創刊100周年記念号」(実業之日本社)が出版された。3800円(税別)という価格にもかかわらず、発行部数は3万5000部に達し、新たなファンも生まれている。
また、同誌では愛読者が集まる「友ちゃん会」と名付けられた集会も盛んだった。10月中旬には、当時の読者や歴代編集長の遺族らが集まった「101年目の友ちゃん会」が開かれ、約90人が集まり、思い出話に花を咲かせた。
同館では1999年に戦前の時期の「少女の友」について展示を行ったが、反響の大きさから、全体を取りあげたものを開いたという。同館学芸員の内田静枝さんは「少女を描いた表紙や付録などは今見てもおしゃれ。『少女の友』の魅力は時代を超えても感じられるはず」と話している。
12月23日まで。月曜休館。大人900円、高校・大学生800円、小中学生400円。問い合わせは、同館(03・3812・0012)。
(2009年11月2日 読売新聞)
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