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宮城谷昌光さん 読者と茶話会

小説「草原の風」の背景も披露

読者と交流する宮城谷昌光さん(東京・内幸町 日本プレスセンターで)

 作家の宮城谷昌光さんが、本紙で連載した中国歴史小説『草原の風』(中央公論新社)の刊行を記念して、読者と交流する「茶話会」を4日、東京・内幸町の日本プレスセンターで開いた。

 宮城谷さんは、デビュー前、評論家・伊藤肇の『人間学』という本に出合い、「学問は人間が変わるくらいやって初めて学問と言える」という趣旨の言葉に感銘を受けたことを披露。「思えばそれは実現できるという『思則得之』という孟子の言葉を言い聞かせ作家になった」と語った。

 参加者から『草原の風』の主人公・劉秀の人間形成に農業が大きな役割を果たしている理由を問われる場面もあった。宮城谷さんは、日本の戦国小説の執筆で、商業の町・名古屋と農業地域だった三河(愛知県東部)の違いを考えたことがきっかけだったと明かし、「草と木を見つめて、人は成長する。農業の大切さを思うようになった」と話した。



2012年2月15日  読売新聞)

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