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    信長「鷹匠」厚遇の書状

    領地の所有認める

    • 織田信長が鷹匠に領地所有を認めた書状(名古屋市の蓬左文庫で)
      織田信長が鷹匠に領地所有を認めた書状(名古屋市の蓬左文庫で)

     戦国武将の織田信長(1534~82年)が、たか狩りで使う鷹の調教や管理を担った「鷹匠たかじょう」に領地の所有を認めた書状が見つかった。和漢の文献などを所蔵する名古屋市蓬左ほうさ文庫が印などから確認した。同文庫は「鷹狩りの愛好家として知られる信長が、鷹匠を保護していたことがわかる貴重な史料」としている。

     書状は縦29センチ、横45センチ。1574年(天正2年)11月24日付で、江戸時代に鷹匠だったことがわかっている近江国おうみのくに(滋賀県)の沢氏宛てに出していた。

     「沢与助如当知行宛行畢(沢与助当知行とうちぎょうのごとく宛行あておこないおわんぬ)」と記し、父・沢与助に代わって沢家当主となる沢源三郎に知行(領地)を保証する内容。右筆ゆうひつ(秘書役)に書かせ、信長が書状に用いた「天下布武」の朱印が押されていた。

     書状は今年4月、東京都内であったオークションで三重県内の男性が購入し、同文庫に調査を依頼していた。

     名古屋市東区の徳川美術館と蓬左文庫の特別展「天下人の城」(7月15日~9月10日、読売新聞社など主催)で公開する。

     村井祐樹・東京大学史料編纂へんさん所准教授(日本中世史)の話「沢氏は、信長以前に近江を支配した六角氏の時代には家臣としては見当たらない人物。鷹狩りの好きな信長が家臣に取り立て、厚遇したのではないか」

    2017年06月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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