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    犬山城鯱 堂々復活 奈良の瓦業者が窯出し

    • 窯から出され、仮に組まれた鯱(12日午後、奈良県平群町で)
      窯から出され、仮に組まれた鯱(12日午後、奈良県平群町で)

     落雷で破損した犬山城(愛知県犬山市)の新しい瓦製のしゃちほこが12日、奈良県平群町の「山本瓦工業」で完成した。

     この日、窯から出された高さ約1メートル50、重さ約50キロの鯱は、うっすらと光沢のあるいぶし銀の堂々たる風格。立ち会った、城を所有する公益財団法人・犬山城白帝文庫の成瀬淳子理事長は「みなさんのおかげです。すごく良い出来で、神々しく見え、感無量です」とほっとした表情をみせた。

     国宝の天守に取り付けられた鯱は1964年、江戸時代に描かれた実寸大の絵をもとに復元・設置されたが、昨年7月12日に2体のうち1体に雷が落ちて、大きく損壊。犬山市が新しい鯱を発注し、昨年12月上旬から同社で制作が始まり、今月6日に窯に入れられ、1週間じっくりと焼き上げてきた。

     同社の山本正道工場長(49)は「素晴らしい仕上がりで、今までで最高の仕事をさせていただいた。長く犬山市の人を守ってくれる鯱になってほしい」と満足そうだった。

     鯱瓦はこの後、犬山市に運ばれ、今月中に天守へ取り付けられる予定。

    2018年02月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    
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