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    高島屋「1強」鮮明 ゲートタワーモール1年

    • ゲートタワーモールの1周年記念イベントには開場前から大勢の買い物客が並んだ
      ゲートタワーモールの1周年記念イベントには開場前から大勢の買い物客が並んだ

     ジェイアール名古屋高島屋の専門店モール「タカシマヤ ゲートタワーモール」が17日、オープンから1年を迎える。新たな顧客の開拓に成功し、高島屋の「1強」体制が鮮明になっている。一方、栄地区の商業施設は、連携を深めたり、体験型の売り場を増やしたりして対抗している。

     高島屋の2017年4月~18年3月の来店者数(百貨店とモールの合計)は前年同期比45%増の5509万人、売上高は22%増の1576億円に達した。

     ゲートタワーモールは20~30歳代を主なターゲットに、人気のセレクトショップなどを集めた。これまで百貨店が取り込めていなかった若年層や、愛知県以外からの集客に成功した。運営会社の林田明雄取締役は、好調の理由について、同様の商業施設が「周辺にほとんどなかった」ことに加え、ターミナル駅という立地を挙げた。

     ただ、周辺の商業施設が期待した「名古屋駅地区全体が潤う」という効果は想定ほどではない。ゲートタワーモール向かいの「大名古屋ビルヂング」でも、中核商業施設「イセタンハウス」の売上高は前年を下回っている。

     栄地区では、松坂屋名古屋店、名古屋三越栄店、丸栄の17年の売上高がいずれも前年を下回った。

     このため、高島屋への対抗策として百貨店や商店主が連携し、「街を歩き、ゆっくりと時間を過ごせるという魅力をアピールする」(松坂屋名古屋店の小山真人店長)動きを進めている。各店舗共通のスタンプラリーは8回目となった。

     「体験型」の売り場やイベントにも力を入れている。名古屋三越の専門館「ラシック」では今月、子供服の「ファミリア」が、育児セミナーなどを行う店舗をオープンした。松坂屋も今月上旬まで、VR(仮想現実)ゲームのイベントで集客を図った。

     栄地区では丸栄が6月末に閉店する。ただ、親会社の興和は跡地に複合施設を建設する計画で、実現すれば再開発の起爆剤と期待されている。

    2018年04月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    
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