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    重傷事故被告「ながら運転」 過去にも違反

    ◆検察側、禁錮1年4月求刑

     愛知県東海市で昨年11月、当時小学5年の男児(12)がトラックにはねられ重傷を負った事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)に問われた男が事故当時、携帯電話で通話していたことが分かった。過去2回、運転中の携帯電話使用で摘発されていたといい、名古屋地裁半田支部(松田康孝裁判官)で14日開かれた初公判で、検察側は「交通法規を順守する意識が低いと言わざるを得ない」として禁錮1年4月を求刑した。判決は28日。

     起訴されたのは、同県常滑市の会社員森田誠被告(42)。起訴状によると、昨年11月11日夜、東海市内の市道で、横断歩道を渡っていた市内の男児をトラックではねたとされ、森田被告は起訴事実を認めた。男児は一時意識不明となり、歩行障害や高次脳機能障害の後遺症が残った。

     検察側は冒頭陳述で、森田被告が事故直前、約9分間にわたり携帯電話で妻と話していたとし、2013年と15年にも同様の「ながら運転」で摘発されたと説明。被告人質問で森田被告は「『自分は大丈夫』と過信していた」と述べた。

     また、松田裁判官が、同県内で小学4年の男児がスマートフォンでゲームをしていた男のトラックにはねられて死亡した事故を例に「気を付けようと思わなかったか」と尋ねると、「ニュースで見た時は思った」とする一方、時間とともに薄れたとも明かした。

     検察側は論告で「被害者が死亡した可能性があり、結果は重大」と強調した。

    2018年05月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    
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