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    巨大恐竜 賢いドーナツ抱卵

    ■円状に配置 割らぬ工夫

     巨大恐竜が自らの体重で卵を押しつぶさないようにドーナツ状に卵を並べて温めていた可能性があると、名古屋大学などの研究チームが16日発表した。巨大恐竜の繁殖方法を解明する上で重要な手がかりになるといい、研究成果は同日付の英科学誌「バイオロジー・レターズ」の電子版に掲載された。

     チームが研究したのは、恐竜の中でも二本足で歩く「オビラプトロサウルス類」。ダチョウと同程度の小型種では、これまでも卵の上に座って温める「抱卵」を行っていたと推測されていたが、最大で体長8メートル、体重2トンになる大型種では自らの体重で卵がつぶれるため、抱卵は不可能とも考えられていた。

     そこで、チームは中国で見つかった卵や巣の化石40点を調査。体のサイズに関係なく、巣では30個ほどの卵が円状に並べられていたが、卵を密集させて並べていた小型種に対し、大型種では大きく輪を描くように卵が置かれ、中心の空間の直径は最大2メートル超に及ぶことが分かった。

     名古屋大博物館の田中康平・特別研究員は「巨大恐竜は抱卵できないという定説を覆す発見だ。大型恐竜は、自らの近くに卵を置くことで、直射日光や雨から守っていたのではないか」と話している。

    2018年05月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    
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