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    川端康成、ノーベル賞受賞の2年前に最終候補

    • 川端康成
      川端康成

     【ストックホルム=待田晋哉】1966年のノーベル文学賞で、後に日本人初の同賞の受賞者となる作家の川端康成が、最終選考の対象候補に初めて挙がっていたことが2日、スウェーデン・アカデミーが公開した選考過程の資料から分かった。

     川端文学は2年後の68年の受賞に向け、徐々に評価を高めていた。

     読売新聞が公開を請求した資料によると、66年にはまず72人が候補となり、日本人では、川端のほかに詩人の西脇順三郎が挙がっていた。その後、川端は6人に絞られた候補に残り、その後、5人を対象に詳細な議論が加えられていた。

     アカデミーは、川端の翻訳作品しか読めないと限定したうえで、「彼の作品は、日本の生活スタイルや、倫理的・審美的な文化意識を表現し、それが登場人物の造形に彩りを与えている」と評価。また、作家の伊藤整が、川端の経歴や文学に関する詳細な意見書を寄せていた。

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    2017年01月03日 08時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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