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    佐木隆三、社会派の原点…デビュー作の元原稿

    • デビュー作「ジャンケンポン協定」の元になった原稿の1枚目。タイトルや署名が丁寧な字で書かれている
      デビュー作「ジャンケンポン協定」の元になった原稿の1枚目。タイトルや署名が丁寧な字で書かれている

     「復讐ふくしゅうするは我にあり」など社会派小説で知られる直木賞作家、佐木隆三氏(1937~2015年)のデビュー作「ジャンケンポン協定」の元になった直筆とみられる原稿が見つかった。

     200字詰め原稿用紙146枚の短編で、親族らは筆跡などから「本物で間違いない」としている。現在は佐木氏が暮らした北九州市門司区の住宅で保管されている。

     作品は、製鉄会社で従業員5万人を半分にする計画が持ち上がり、退職者をジャンケンで決める労使協定が結ばれたという設定。労働者が歯車の一つとして扱われる企業社会をユーモアを交えて風刺している。

     原稿には〈(労働者が)眠りこんでいて〉を〈眠りこんだような姿勢のまま動かず〉と改めたり、鉛筆で一文を消して簡潔な表現に直したりした跡が残る。

    (ここまで335文字 / 残り191文字)
    2017年01月08日 09時25分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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