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    リング状屋根、音響充実…池袋西口公園を劇場化

    • 改修後の池袋西口公園のイメージ(豊島区提供)
      改修後の池袋西口公園のイメージ(豊島区提供)

     東京都豊島区は、池袋駅西口の「池袋西口公園」をオーケストラのコンサートなどが開ける公園として、新年度から整備を本格化させる。

     区は、東口でもミュージカル公演ができるホールなどが入る複合施設の建設を進めており、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、文化・芸術を発信する「劇場都市」をテーマに街づくりを進める。

     西口公園は1970年に開園。隣接する東京芸術劇場の建設にあわせ、90年に再整備された。テレビドラマ化もされた小説「池袋ウエストゲートパーク」の舞台にもなった。

     2002年には約60平方メートルの野外ステージも設置されたが、老朽化が進み、イベントを開催するのが難しくなったという。このため区は約27億円を投じ、文化・芸術の発信拠点として一新することにした。

     区の整備案では、約8億円をかけてリング状の屋根をつくる。大型ビジョンを備え、常設ステージ(約100平方メートル)も設置。音響設備も整え、オーケストラのコンサートや演劇のほか、祭りの会場としても利用できるようにする。区の案内所を兼ねたカフェも設ける。

     区は新年度予算案に公園の整備費3億800万円を盛り込んでおり、19年1月から本体工事を実施し、同年秋にオープンする計画だ。

     一方、東口では、旧庁舎跡地エリアで複合施設「Hareza(ハレザ)池袋」の建設が進んでいる。20年までに、区が運営するホールが入る新ホール棟、複合映画館が入るオフィス棟、多目的ホールが入る新区民センターの計3棟がオープンする。

     西口と東口にそれぞれ文化・芸術の発信拠点を整備することで、区は回遊性を高めたい考えだ。ただ、区文化デザイン課によると、コンサートなどが開ける区内の施設は、西口の東京芸術劇場、東口の区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」など、すでに10か所ある。

     西口公園を再整備する理由について高野之夫区長は、「何もしなければ、西口は、東口の『裏』になってしまう。劇場として使える公園にすることで、文化都市という雰囲気が生まれ、街全体の開発が良い方向に進んでいく」としている。

    2018年02月13日 08時29分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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