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    [第30期]竜王戦第1局 羽生仕掛ける

     将棋界の最高棋戦で、渡辺明竜王(33)に羽生善治棋聖(47)が挑む、第30期竜王戦七番勝負第1局(読売新聞社主催、東急グループ協賛)が20日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で始まった。

    • 渡辺竜王と羽生棋聖の公開対局が行われた能楽堂(20日、東京都渋谷区で)=川崎公太撮影
      渡辺竜王と羽生棋聖の公開対局が行われた能楽堂(20日、東京都渋谷区で)=川崎公太撮影

     振り駒で先手となった羽生棋聖が序盤で▲5八玉の意外な趣向をみせ、渡辺竜王は約1時間の長考で△1四歩と応じた。互いに飛車先の歩を交換する相掛かりの戦型になり、両者ともに時間を使って指し進めた。

     羽生棋聖が▲1五歩と端から仕掛け、控室のプロ棋士らの検討に挙がっていなかった△3四歩を渡辺竜王が指した直後の41手目を、午後6時1分、羽生棋聖が封じた。

     解説の中村太地王座は「羽生棋聖が積極的に動いて、渡辺竜王が受け止める展開です。一手一手が濃密な戦いになりそう」と話した。

     竜王戦では、1989年の第2期以来28年ぶりの公開対局で、能舞台が対局場になるのは初めて。緊張感が漂う中、約30人のファンが封じ手の場面などを、客席から見守った。

     東京都東久留米市の会社員、上田康博さん(31)は「能舞台は駒の音が良く響き、奥ゆかしい雰囲気が将棋と良く合っていた」と話した。

          ◇

     竜王戦中継サイトはこちら

    【1日目手順】▲羽生△渡辺

    ▲2六歩△8四歩▲2五歩

    △8五歩▲7八金△3二金

    ▲3八銀△7二銀▲5八玉

    △1四歩▲1六歩△9四歩

    ▲9六歩△8六歩▲同 歩

    △同 飛▲8七歩△8四飛

    ▲3六歩△3四歩▲2四歩

    △同 歩▲同 飛△2三歩

    ▲2五飛△6四歩▲7六歩

    △6三銀▲2四歩△同 歩

    ▲同 飛△8二飛▲3四飛

    △3三角▲1五歩△同 歩

    ▲3七桂△2二銀▲3五飛

    △3四歩▲封じ手

    持ち時間

    各8時間△3・56分▲3・42分41手

    2017年10月21日 04時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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