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    [第30期]竜王戦第1局 羽生が先勝

     将棋界の最高棋戦で、渡辺明竜王(33)に羽生善治棋聖(47)が挑む、第30期竜王戦七番勝負第1局(読売新聞社主催、東急グループ協賛)が20日から東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で行われ、21日午後4時28分、95手で羽生棋聖が先勝した。羽生棋聖にとって、「永世竜王」、「永世七冠」がかかるシリーズの開幕局に勝利した。

     竜王戦七番勝負では7年ぶりの顔合わせになる渡辺竜王と羽生棋聖の一戦は、序盤から定跡形を離れて力勝負に。飛車先の歩を互いに交換する相掛かりの戦型となった。

     羽生棋聖の封じ手は、大方の予想とは異なる▲2五飛。2日目の午前、渡辺竜王が反撃に転じると、羽生棋聖も一歩も引かず、激しい攻め合いになったが、終盤、馬を活用した羽生棋聖が流れを引き寄せた。解説の中村太地王座は「両者の高度な読みがぶつかり合って大舞台にふさわしい熱戦になりました」と話した。

     第2局は28、29日に岩手県大船渡市の大船渡市民文化会館で行われる。

     羽生棋聖の話「(封じ手前後は)少し苦しいと思っていた。終盤、▲2四歩と垂らしたあたりで面白くなったようだ。コンディションを整えて次局に臨みたい」

     渡辺竜王の話「形勢判断が難しく、気がついたら悪くなっていた。次に向けて気持ちを切り替えたい」

    竜王戦中継サイトはこちら

    【2日目手順】▲羽生△渡辺

    ▲2五飛(封じ手)△2四歩

    ▲3三角成△同 銀▲2九飛

    △5四銀▲2五歩△1六歩

    ▲2四歩△1七歩成▲同 香

    △同香成▲2三歩成△2七歩

    ▲3二と△2八歩成▲3三と

    △同 桂▲1五角△2九と

    ▲3三角成△6二玉▲7五桂

    △7四角▲5五銀△同 銀

    ▲同 馬△2八と▲6四馬

    △3八と▲6三銀△5一玉

    ▲3八金△9二角▲4五桂

    △4一玉▲2四歩△2九飛

    ▲5三桂不成△3二玉▲2三金

    △2一玉▲6一桂成△6九銀

    ▲6八玉△4九飛成▲3一金

    △1一玉▲1二歩△同 飛

    ▲5五馬△2二歩▲1三歩

    △3八竜▲7七玉

     まで羽生棋聖の勝ち

    持ち時間

    各8時間△7・08分▲6・34分95手

    加藤九段が大盤解説

     北九州市の北九州国際会議場では21日、6月に現役を引退した地元・福岡県出身の加藤一二三ひふみ九段(77)による大盤解説会が行われた。加藤九段は、渡辺竜王、羽生棋聖の棋風を紹介しながら局面を解説し、将棋ファンら約150人が熱心に聴き入った。

    2017年10月22日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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