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    [第30期]竜王戦第2局 羽生妙手で連勝

     将棋界の最高棋戦で、渡辺明竜王(33)に羽生善治棋聖(47)が挑戦する、第30期竜王戦七番勝負第2局(読売新聞社主催)が28日から、岩手県大船渡市の市民文化会館で行われ、29日午後6時22分、羽生棋聖が128手で勝った。「永世竜王」、「永世七冠」が懸かるシリーズで2連勝とした。

     先手の渡辺竜王は手厚く矢倉に囲い、後手の羽生棋聖は雁木がんぎ囲いに構えて仕掛けた。封じ手以降も羽生棋聖は攻勢をとり、控え室のプロ棋士らの予想になかった△7七桂打の絶妙手を放って攻めをつないだ。

     渡辺竜王は▲7八銀と囲いを再構築して難解な終盤戦に突入したが、竜を巧みに活用した羽生棋聖が徐々にリードを広げて勝ちきった。解説の飯塚祐紀七段は「盤上の駒が全て働く大熱戦で、最後は羽生棋聖の寄せが鋭かった」と話した。第3局は11月4、5日に前橋市の臨江閣で行われる。

     羽生棋聖の話「序盤は失敗したのではないかと……。ずっと苦しいと感じていた。△7九竜と回って駒が取れる形になって、良くなったと思います」

     渡辺竜王の話「(△7七桂打は)想像していたよりも厳しい手でした。ここまで内容も良くないので、もう少しましな将棋を指さないといけないですね」

    竜王戦中継サイトはこちら

    【2日目手順】▲渡辺△羽生

    ▲6六同金(封じ手)△6四銀

    ▲6七銀△8六歩▲同 歩

    △4五歩▲6八角△3三角

    ▲4五桂△4四角▲4六角

    △7五歩▲9八玉△3三桂

    ▲同桂成△同 角▲7五歩

    △7七桂打▲4五桂△4四角

    ▲7七桂△同桂成▲同 金

    △7五銀▲5五歩△7六歩

    ▲同金寄△同 銀▲同 銀

    △6九飛成▲7八銀△4九竜

    ▲5七銀△6四桂▲6五銀

    △5五角▲同 角△同 歩

    ▲7五角△6三歩▲6四銀

    △同 歩▲同 角△4二銀

    ▲5四歩△6五角▲7六歩

    △5四角▲5三歩△5一金

    ▲9一角成△4五角▲5五馬

    △7九竜▲8九香△8八歩

    ▲4五馬△8九歩成▲同 銀

    △7七竜▲8八銀△5七竜

    ▲2四桂△同 歩▲同 歩

    △8七銀▲同 銀△9五桂

    ▲7九桂△8七桂成▲同 桂

    △9五桂▲7九桂△7七金

    ▲8八銀△6八銀▲7七銀

    △同 竜▲7八金△8八金  まで羽生棋聖の勝ち

    持ち時間

    各8時間△7・09分▲7・58分128手

    2017年10月30日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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