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    [第30期]竜王戦第4局 羽生、永世七冠に王手

    • 3勝目を挙げた第4局を振り返る羽生善治棋聖(24日、新潟県三条市で)
      3勝目を挙げた第4局を振り返る羽生善治棋聖(24日、新潟県三条市で)

     将棋界の最高棋戦で、渡辺明竜王(33)に羽生善治棋聖(47)が挑む、第30期竜王戦七番勝負第4局(読売新聞社主催)が23日から新潟県三条市の嵐渓荘で行われ、24日午後6時50分、羽生棋聖が104手で勝った。羽生棋聖は対戦成績を3勝1敗として、「永世竜王」、「永世七冠」に王手をかけた。

     相矢倉の戦型となった対局は、渡辺竜王の封じ手▲2四歩から局面が動き出した。攻勢が取れそうな局面でじっと銀を引いた羽生棋聖の△3三銀が「達人技の手渡し」(屋敷伸之九段)だった。先手の渡辺竜王が動いた直後に反撃した羽生棋聖は終盤、△3四角から鋭く踏み込み、左右から挟撃する芸術的な寄せを決め、粘る渡辺竜王を振り切った。

     解説の中田宏樹八段は「羽生さんの大局観が素晴らしく、形勢判断も正確でした。時間の使い方も巧みで、総合力の勝利でした」と総括した。第5局は12月4、5日に鹿児島県指宿市の指宿白水館で行われる。

     羽生棋聖の話「序盤から微妙な形勢が続いて、はっきりしない展開でした。勝ちを意識したのは、最後の最後。(永世七冠がかかる次局は)良いコンディションで対局を迎えたい」

     渡辺竜王の話「あまり例がない将棋で序盤が難しかった。(次局も)粘り強く指して頑張りたい」

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    【2日目手順】▲渡辺△羽生

    ▲2四歩(封じ手)△同 銀▲4六角△同 角

    ▲同 銀△3三銀▲5五歩△7六歩

    ▲同 銀△7五歩▲6四角△7二飛

    ▲9一角成△7六歩▲8一馬△7五飛

    ▲6八金上△3四角▲4五桂△同 歩

    ▲3五銀△6五桂▲7七歩△同歩成

    ▲同 桂△7六歩▲6五桂△7七銀

    ▲同金寄△同歩成▲同 金△7六歩

    ▲同 金△同 飛▲7七歩△6六飛

    ▲6七銀△8八金▲6八玉△6五飛

    ▲3四銀△6六歩▲5六銀△3六桂

    ▲3八飛△3四銀▲6五銀△4八銀

    ▲4四香△4三銀▲4八飛△同桂成

    ▲5七玉△6八飛▲6一飛△5一金

    ▲4三香不成△同金▲5二角△同 玉

    ▲4四桂△同 金▲5三銀△4一玉

     まで羽生棋聖の勝ち

    持ち時間各8時間

    △7・50分▲7・59分104手

    2017年11月25日 10時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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