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    アニソンのBIG3集結! 直球勝負のライブ

    • アンコールは3人ともアニキマフラーで(写真はいずれも中島たくみさん撮影)
      アンコールは3人ともアニキマフラーで(写真はいずれも中島たくみさん撮影)

     20世紀と比べたら、アニメソング(含む特撮)を取り巻く環境は大きく様変わりした。アニソンという言葉も、徐々にではあるが浸透してきているし、何より、毎月毎月、バラエティー豊かなアニソンの新曲が発表され、アニソン業界は活性化している。

     もちろん、そうして次々に発表される新しいアニソンを聞くのも楽しい。だが、私と同世代の人ならわかると思うのだが、アニメ特撮黄金期の70年代から80年代あたりに、体に刷り込まれるほど聞いた懐かしいアニソンを聞く喜びというのは、また格別である。

     そんな懐かしいアニソンばかりを集中的に歌ってくれるライブが「アニソンBIG3」。水木一郎さん、堀江美都子さん、影山ヒロノブさんの3人によるライブで、定期的に全国各地で開催されている。実は、東京では久しく開催されていなかったのだが、その「BIG3」を27日、我がよみうり大手町ホールで、弊社主催で開催することができた。

     お三方の他のアニソンライブでは、どこかに「ひねり」を利かせ、そのライブなりの柱や個性を打ち出すのだが、このライブは、もっと「どストレート」。3人の歌う「熱風! 疾風! サイバスター」で幕を開けた後には、「マジンガーZ」(水木さん)、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」(影山さん)、「キャンディキャンディ」(堀江さん)と、直球勝負の曲が並ぶ。「花の子ルンルン」(堀江さん)もあれば、「こころはタマゴ」(影山さん)もあるし、水木さんの仮面ライダーメドレーでは「少年仮面ライダー隊の歌」まで聞くことができ、気持ちはすっかり小学生時代の自分に戻ってしまった。マニア向けというよりは、「あの時代」を日本で過ごした方なら、誰でも一度は聞いたことがあるであろうアニソンばかり。振り向いたら、私のヘアメークさん(非マニア)が、ノリノリで歌を一緒に口ずさんでいたほど(笑)。

    • 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌う影山さん
      「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌う影山さん
    • にこやかにステージを務める水木さん
      にこやかにステージを務める水木さん
    • 次々と変わる衣裳も魅力のライブです
      次々と変わる衣裳も魅力のライブです

     そうかと思うと、ソロライブでは聞く機会のないデュエット曲も披露される。聖闘士星矢の挿入歌「TIME~2036の選択~」(堀江さん&影山さん)も良かったし、日本特撮党党首としては「(たたか)え忍者キャプター」(水木さん&堀江さん)にかなり興奮した。

    • 堀江さんと影山さんが歌を重ねる場面も
      堀江さんと影山さんが歌を重ねる場面も
    • 忍者キャプター主題歌を歌う水木さんと堀江さん
      忍者キャプター主題歌を歌う水木さんと堀江さん

     また、中盤では、私が司会を務めての「プレミアムトークコーナー」も実施。事前に募集したお客さまからの質問に答えていただくという趣向だったが、この日、弾き語りコーナーで、勇敢にも譜面台を撤去して譜面も歌詞カードも見ないでの歌唱に挑戦し、若干の空白を招いた影山さん(笑)への突っ込みも大いに入り、楽しいトークをすることができた。なお、デビュー40周年を迎え、新たな挑戦をする姿は、本当に素敵(すてき)だし、今年が30周年の「光戦隊マスクマン」も歌っていただき、大感謝、です。

    • 譜面台を撤去し、引き語る影山さん
      譜面台を撤去し、引き語る影山さん
    • トークコーナーは爆笑の連続
      トークコーナーは爆笑の連続

    見ている人の思い出と直結 当時と同じ声で歌う

    • 「STORM」を歌う水木さんと影山さん
      「STORM」を歌う水木さんと影山さん

     ライブの中で、堀江さんが「私たちの歌は、見ている人の思い出と直結しているから、当時と同じ声で同じ歌を歌わないといけないと思っている」という趣旨のことを言われていたのが、印象的だった。確かに、あれからもう何十年もの時がたち、当然私たちも、青年を超え、結構いい年になってしまっているのだけれど、お三方の歌を聴いていると、ブラウン管(!)の中に恋い焦がれていた自分を、昨日のことのように思い出すことができるのだ。時とともに変わってしまうものの多い中にあって、なんと優しい世界がそこにはあることだろうか。それを可能にしてくれるお三方の努力には、いくら感謝しても足りない。

    • 「ニュームーンに恋して」を歌う堀江さん
      「ニュームーンに恋して」を歌う堀江さん
    • ウルトラマオーブの主題歌を歌う水木さん
      ウルトラマオーブの主題歌を歌う水木さん

     ライブのラストは、13曲の怒濤(どとう)のメドレーだった。舞台袖で一緒に歌い、手拍子をしながら、アニソンの素晴らしさを噛みしめた。この、よみうり大手町ホールでのアニソンライブを、ぜひとも続けていきたい。一人でも多くの方に、心癒やされる優しい時を実感してもらいたい。ホールの企画プロデューサーとして、決意を新たにした。

    • ホールのお客様と記念撮影しました
      ホールのお客様と記念撮影しました

    2017年02月01日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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