<速報> 山中破ったネリ、薬物陽性反応…WBC公表
    文字サイズ

    「危ない体験自慢」に驚がく 4回目の還暦祭

    • 王様と私と3人の婿候補(笑)
      王様と私と3人の婿候補(笑)

     今回も、驚かされっぱなしの3時間半でした。還暦祭、始まったのは一昨年なのに、すでに4回目です。今回も、メイン出演者は、新堀和男さん、大葉健二さん、春田純一さん、高橋利道さんです。普通、イベントは回を重ねると、良くも悪くもスタイルみたいなものが出来てきて、初回よりは楽に回せるようになってくるものなんですが、このイベントだけは、違う。おそらく平均年齢は一番高いのに、毎回全員が、何か新しいことにチャレンジしようとするため、毎回、準備とリハが大変なのです。今回は、冒頭、いきなり15分近い寸劇の上演と相成りました。

     芝居の台本を書いてくれたのは鈴村展弘監督。高橋さんが「高橋王」、私が「美潮姫」(スミマセン)、そして、姫の夫の座を争う3人という構図。要は、3人が戦う場面を見せたくて、こんな設定にしてみたのでした。レッド・エンタテインメント・デリヴァーの3人もカラミで参加してくださり、おもちゃの剣も使っての華麗な殺陣をお見せできたと思っております。春田さんは、なんとJACのジャージー姿。それを脱ぐと、中には筋肉もりもりの着ぐるみ。大いに受けましたが、とっても暑そうでした(笑)。大葉さんは、銀色ジャケットでまさに宇宙刑事でございました。

    • JACジャージーの
      JACジャージーの
    • 中はこんなです
      中はこんなです

     そもそも、この芝居のリハが大変で、本番前に全員汗だく。台詞(せりふ)が多いから、たびたび舞台上で台詞がループして冷や汗もだくだく(笑)。というわけで、本番で芝居が終わったら、もう舞台上は「やりきった感」に満ちていて、全員放心状態。「お願いだから何か話してください」とお願いしないといけない感じでした(笑)。

    • 大葉さんVS春田さん
      大葉さんVS春田さん
    • 大葉さんVS新堀さん
      大葉さんVS新堀さん

     第一部ゲストは「いいんだよ、グリーンだよズ」の、たぶん武智健二さんと植村喜八郎さん。うちのイベント常連のお客様は、すぐ理解してくれましたが、一番わかってないのが舞台上の4人。そもそも、この名前が全く覚えられない。最後まで「グリーングリーンず」とか「グリーンだよ、グリーンだよズ」とか言い続けて、おそらく武智さんにずっと叱られてました。武智さんらしき人が、武智さんの師匠にあたる大葉さんから、たびたび「面がずれてるよ」などとつっこみを入れられ「やりにくいんだよ!」と半ギレする場面も。植村さんらしきグリーンの人からの、春田さんがJACにいた時代の過酷な練習の思い出などが語られてもいました。その後、お二人にも参加していただいて(「面」の視界がリアルに悪いので、すごく大変そうだったが)お客様参加の殺陣教室を実施。毎回、皆さん、よくあの短時間で動きを覚えるなあ、と感動しますが、今回も見事に戦っていただきました。

    • 4人での楽しいトーク
      4人での楽しいトーク
    • グリーンだよズ登場
      グリーンだよズ登場

     休憩に引き続いての第二部には、ゲストが続々登場です。まずは、宇宙刑事ギャバン、シャリバンなどのスーツアクターだった村上潤さん。そして、バルパンサーだった伊藤久仁康さん、この中だとかなり若手の伊藤慎さん、ゴジラのスーツアクターとして国際的にも有名な喜多川務さん、そして宇宙刑事シャイダーやバルシャークのスーツアクターの柴原孝典さん。さらに、客席にいた喜多川さんの奥様で、ミスアメリカのスーツアクトレスだった小野寺えい子さんにも飛び入り参加していただきました。

    • 村上さん。京都のビジネスホテルの話も盛り上がりました
      村上さん。京都のビジネスホテルの話も盛り上がりました
    • 涼しい顔で危ない話を語る伊藤久仁康さん
      涼しい顔で危ない話を語る伊藤久仁康さん

    ナパームの爆破で頭が燃えて

    • 最近国家試験に合格した伊藤慎さん
      最近国家試験に合格した伊藤慎さん

     とにかく、ここで語られた「危ない体験自慢」とか「ひどい怪我(けが)自慢」とかが、すさまじかった。なんというか、基準がおかしいんですよね。新堀さんが話す「ほら、10メートルくらいのとこから飛び降りるじゃん」とか、普通、飛び降りませんから(笑)。村上さんも、「火だるまとかよくやった」というので「どんな時に火だるまを演じたんですか」と伺ったところ、「ピンからキリまであるけど、どれ話す?」って、おかしいだろ、この会話(笑)。新堀さんは、「ナパームの爆破で気がついたら頭が燃えていた」なんて話しもされてました。

     中でも、今回の衝撃ナンバーワンの話は、久仁康さんから飛び出しました。かつて、ミニトランポリンを踏んで、3回宙返りをしたら、着地を誤って首の骨を折ったそうです。首ですよ、首。命が助かっても体は動かなくなる、と医者に言われたほどの重傷だったのですが、「それでね、4か月で退院して」って退院したんかい!! 退院して、すぐにリハビリをして、すぐにミニトラで2回宙返りをしたんだそうです。「怖くないんですか?」と伺ったら「もちろん怖いですよ。だからやった」と。すぐにやらないと、二度と飛べなくなり、それではスーツアクターとしてはダメだろう、ということでの復帰後すぐの2回宙返りだったそうです。「それで、やってみたら出来た。だけど、それが出来たから、もう俺は二度と2回以上の宙返りはやらないと決めたんです」と久仁康さん。そういいながら、この日もロフトの狭いステージの上で、バルパンサーのバク宙を決めてくださり、もうドキドキした~。

    • 喜多川さんからは「尻尾は長いから燃えていても気がつかない」というお話も
      喜多川さんからは「尻尾は長いから燃えていても気がつかない」というお話も
    • 柴原さんは、カメラマン目がけて落ちていき、死にかけた話を披露
      柴原さんは、カメラマン目がけて落ちていき、死にかけた話を披露

     ちなみに、久仁康さんが入院していた時に心の支えだったのは、当時、ジェットコースターからの飛び降りで地面にめり込み、同じように再起不能と言われながら復活していた春田さんだったそうで、春田さん、「俺がすごいってこと?」と満面の笑みでポーズを決めてました。その春田さん、前回だか前々回だかの還暦祭で、20メートル以上の崖からロープで下りてくるはずが、滑車とロープの太さが食い違い、すとん(という高さじゃないけど)と地面に落ちてしまい、両足を捻挫された話をされていたんですが、今回明かされたその日の午後の話。そんな状況なのに、その日の午後の撮影では、バイクで疾走してくる戦闘員に、ミニトラを越えて飛びかかるというアクションがあったんだそうです。で、捻挫した足を自転車のチューブで巻いて、やったんだそうです。すごすぎる…。

    • 小野寺さんも「足はやけどだらけだった」
      小野寺さんも「足はやけどだらけだった」
    • 懐かしい、このポーズ
      懐かしい、このポーズ

    命綱より手をさしのべる!?

    • 新堀さん、安定の名乗り
      新堀さん、安定の名乗り

     高橋さんは、30センチくらいの幅の場所で立ち回りをしたことがあり、その右側は15メートルくらいの崖だったとか。「なんで命綱とか、皆さん使わないんですか?」と聞いたら、全員が「あてにならない」と即答。「命綱なんかより、危険になったら手をさしのべる方がよほどあてになるから」と新堀さん。うーん、そういうものでしょうか(笑)。

     他にもジェットコースターにひかれたとか、体が燃えて海に飛び込んだとか、ストッキングをはいている足にやけどをしたとか、すごい話が次々に披露されておりました。CGがなかった時代、こういう皆さんのチャレンジによって日本特撮は作られていたんだな、と実感します。そして尊敬します。そんな皆さんの思いのこもったアクションだから、時代を経てなお、私たちを感動させてくれるんじゃないでしょうか。

    • 3人の宇宙刑事
      3人の宇宙刑事

     最後は、全員で名乗りポーズ。なんと、3人の宇宙刑事がそろい踏みしてしまったり、サンバルカンが全員(そろ)っていたり、とすごい豪華な名乗りメドレーでした。喜多川さんのゴジラもよかったし(しかも、宮葉勝行さんが声をあてた!)、伊藤さんに響鬼をやっていただいたのも新鮮な感じでした。あ、小野寺さんのミスアメリカとかも感動もの。さらに、実は客席にいたバイオマンのピンク・牧野美千子さん、イエロー・田中澄子さん、ピーボ・野本奈穂子さん、チェンジフェニックス・大石麻衣さん、イエローマスク・永田由紀さんも登壇して、名乗りに参加してくださいました。最後の抽選会には、キュウレンジャーでカジキイエローを演じている草野伸介さんも駆けつけて、お手伝いしてくださるという豪華さ。この豪華さは、還暦ならでは、です。

     というわけで、超進化形イベント還暦祭、5回目は10月頃開催の予定です。

     回を重ねて、エピソードも出尽くしたかと思いきや、まだまだ深掘りすれば出て来そうです。知られざるスーツアクターさんたちの活躍に、これからもどんどん光を当てていきたいです。

    • ゴジラ!
      ゴジラ!
    • バイオマン女性陣が勢ぞろい
      バイオマン女性陣が勢ぞろい

    2017年04月20日 14時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    mishio_profile160331.jpg
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP
    大手町モールのおすすめ
    ブログ