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    実に「持ってる」人だった榎あづささん

    • 魔よけ、みたいなものです
      魔よけ、みたいなものです

     今夏上演の舞台「罠」の原稿にがんじがらめとなり、1週お休みしました。

     フランスの劇作家・ロベール・トマのサスペンス劇の傑作「罠」。仮面ライダードレイクだった加藤和樹くんが主演、仮面ライダーオーズの渡部秀くんも出演します。ぜひ皆さま、劇場に足をお運びくださいね。今週は、人生初ミュージカルを終えて(苦笑)、どっと疲れが出ている党首です。その話はまた、おいおいいたします。

     さて、先日は、声優で歌手の(えのき)あづささんとの「歌祭」でした。アニメ「おねがい、マイメロディ」で、ヒロイン、夢野歌を演じたあづささん、完全にアニメ畑の方かと思いきや、意外なところに特撮との「接点」あり。特撮で見ていたのは鳥人戦隊ジェットマンと未来戦隊タイムレンジャーだったそうですが、特にタイムでは、ファンだったお友達に連れられて、東京ドームシティ・スカイシアターの役者公演にも行っていたのだそうです。そのお友達は、グリーンのファンで(と言った途端、お客様の一部に異様に受けました、笑)、まさかそのグリーンを演じた倉貫(くらぬき)匡弘(まさひろ)さんと、後に俳優として舞台で共演することになるとは思わなかったそうです。

    • あづささんの制服は、可愛い
      あづささんの制服は、可愛い

     ちなみに、一部でのあづささんの衣装は、自前の制服。いやはや、本当に可愛(かわい)かった。打ち合わせでお目にかかったときは、おとなしいお嬢さんだな、という感じだったのですけれど、この日は、リハーサルの場に入った途端に、あまりの可愛さに射抜かれてしまいました。

     そのあづささんの可愛い制服姿に、党首も巻き込まれ、再びもらい事故のような形でセーラー服。「美潮さん、似合いますね!」とあづささんに褒めてもらいましたが、いいのか、それで(笑)。何より、6月に2回もセーラー服をクリーニングに出したことが、クリーニング屋さんにどう受け止められているか不安な党首です。

     好きだったアイドルもモー娘。とか、とにかく話が若くて、一つ固有名詞が出るたびに「え、それが中学時代!?」と動揺を隠せぬ党首と一部観客です。

     でも、とにかくこの方、「持ってる」人だった(笑)。なにしろ、けっこうなオタクです。

    • カワイクトーク
      カワイクトーク

     中学時代に「HUNTER×HUNTER」にはまって、そのあたりから声優になりたいという思いがふくらみはじめます。当時、クラピカ役の声優、甲斐田ゆきさんの大ファンになり、2年間、毎月ファンレターを送っていたそうです。と、聞くと、美しい話ですが、よくよく聞いてみると、「便箋7枚くらいにびっしり、甲斐田さんの出演した番組や雑誌インタビューなど、その月の活動すべてについて感想を書いたリポートのようなもの」とのこと。見方を変えれば、ほぼほぼストーカーみたいなファンレターというか、ちょっと圧が強くて怖いというか(笑)。おまけに、高校時代、声優デビューが決まると、「私は声優になるのでもうファンレターはやめます」と勝手に決別宣言まで送りつけたそうです(爆)。

     さて、そんなオタク街道まっしぐらのあづささんでしたが、マイメロのヒロインがオーディションで決まり、スタジオ入りしてからは、極力「オタ」を隠していたそうです。しかし! 「なんかほんのりばれていたみたいなんですよね。カミングアウトはジュエルペットをやるようになってからだったんですけど……」とあづささん。甲斐田さんの知り合いが、マイメロに関わっていて、話をきいた甲斐田さんが「あ、この子知っている!」と、あのあまりにも印象に残るファンレターのことを思い出したものだから、じんわりとは伝わっていたようなのです。

     その後、甲斐田さんとは、ジュエルペットで無事、共演します。挨拶(あいさつ)にいったら、開口一番、甲斐田さんに「あ、久しぶり、じゃないけど、久しぶり」と言われ、うれしさ半分、気まずさ半分だったそうです。ああ、いいお話(笑)。

    キノコ好きになったきっかけは

     ところで、もともとは、アイドル路線を走ったこともあるあづささん、当時の名字は本名の片岡でした。それが榎になったのは、キノコから。声優界では、今でこそ、キノコ好きとして勇名を馳せるあづささんですが、もともとは別にキノコ好きだったわけではないそうです。ある日、電車の中でサバイバルの本を読んでいる人が、たまたまキノコのページを見ていて(よりによってなぜ!!)、何か「専門」が欲しいなあと思っていたあづささんの心をとらえてしまった。つまり、隣の人が読んでいるのが「仮面ライダーフィギュアコレクション」だったら、今頃立派なライダーマニアになっていた、ということではないか、と(笑)。とにかくそれでキノコの図鑑とか買って研究を始めたらすっかりはまってしまう。

     そんなある日、長野県のJAから、キノコのゆるキャラ、えのたんの声を探す電話が声優事務所にかかってきます。「キノコに詳しい声優さん、なんて……いるわけないですよね~」というおずおずとした問い合わせに、「あ、実は、ここにいます」となり、えのたんの声を担当することに。これを機に、改名。当初は、「片岡キノコ」にしようかとも思ったそうですが、幸い、「榎あづさ」に落ち着きました。ここで「どのキノコが好きなの?」とお尋ねしたところ、「そんな! 選べません! みんな違ってみんないい!」という名言を、あの可愛い声で頂いてしまった。

    • チェルさんも登場
      チェルさんも登場
    • 歌うあづささん
      歌うあづささん

    • 恋ダンスもかわいい!
      恋ダンスもかわいい!

     途中、歌祭の前任者、渡部チェルさんも参加しての楽しい「貝社員」とか、あづささんのスーパー可愛い恋ダンスとか、色々あり、最後は「幸せの羽」でお別れとなりました。

     次回は、9月29日、声優の金田アキさんがやってきます!! 着地点がどんどんわからなくなってくる歌祭ですが、より高みに舞い上がっていることだけは確かです!!

    2017年07月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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