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    初体験!カラオケ大会審査員、ハイレベルの歌唱にびっくり

     この原稿を書いている最中に、ゴジラの初代スーツアクター、中島春雄さんの訃報が飛び込んできました。まだ読売に入社する前、亡くなった平山亨プロデューサーが、中島さんとのお食事に連れて行ってくださったことがありました。昭和の末期、まだネットは普及しておらず、情報もなかった頃です。中島さんが語ってくださったゴジラのスーツの重さや暑さについてのお話、ゴジラの動きの特徴についてのお話がとても面白かったことを覚えています。スーツアクションがこれほどまでに日本で固有の発展を遂げたのは、中島さんがいらっしゃったから、といっても過言ではないはずです。個人的には、国葬やってもいいレベルの功績のある方だと思います。どうぞ、安らかにお眠りください。

    ☆☆☆

    • 安村アナに紹介される鈴木記者
      安村アナに紹介される鈴木記者

     なぜか、カラオケ大会の審査員をやらせていただいた。6日に、日本テレビのイベント「超☆汐留パラダイス!-2017SUMMER―」で実施された「熱唱!カラオケ選手権」である。私が出演していた「イブニングプレスdonna」のスタッフが関わっていて、その関係でお声をかけていただいた。

     このカラオケ大会、ただのカラオケ大会ではない。今年で5回目を迎える人気番組「歌唱王」の準々決勝への出場権をかけた大会で、全国1300人から選ばれた10人が登場するのである。私以外の審査員は、ボーカリストの小野正利さんや「ハナミズキ」などのヒット曲を作ったマシコタツロウさん、「歌唱王」から誕生し、現在はアニソンを歌っている歌手のYURiKAさんと、こちらも本格的である。プロの中に一人、音楽の素人が入る格好となり恐縮だったが、まあ、一応私もCD出してるし、アニソンの記事も書いているから聴く方はある程度プロだもんね、などとエラソーに思いながら、会場入りした。控室で日テレのヘアメイクさんと、そして今回の司会を担当する安村直樹アナらと旧交を温め合った後、いよいよ本番である。


     1人目の出場者が歌い出した瞬間、「CD出してるもんね」とか「記事書いてるもんね」的な発想は宇宙の果てに飛んでいった。ほんと、スミマセン、ごめんなさい、と全世界に謝りたい気持ちでいっぱいである。

    • 偉そうにコメントする鈴木記者(汗)
      偉そうにコメントする鈴木記者(汗)
    • 審査員席はこんな感じでした
      審査員席はこんな感じでした

     とにかく、出場者のレベルが高いのだ。手元の審査用メモには「音程」とか「リズム感」とか「発声」とかの欄があるが、音程も音階も難癖のつけようがないほどずれがないし、字幕もないのに歌詞が全部聴き取れるほど、発声もしっかりしている。おまけに、普通、いきなり素人をイベント会場に連れてきて歌わせたら絶対緊張するはずなのに、誰を見ても、ぷるぷる震えている人なんていないのだ。堂々と歌い、会場を盛り上げ、楽しそうにパフォーマンスをしている。ライブハウスやホールならいざ知らず、35度近くある炎天下のステージである。重ねて書くとうらみがましいようだが(笑)、ステージにも客席にも屋根はない。後ろからはライトが熱を発散しながら出演者(と私たち)を照らしている。

     いったい、いつの間に、カラオケ選手権って、こんなにハイレベルなものになっていたのだろうか。驚いた。

     中学生から52歳の銀行員まで、日本全国から集まった10人の出場者は、アニソンから演歌まで、幅広いジャンルの歌を披露してくれた。

     10人が歌い終わると、審査である。これまたびっくりしたが、本当に壇上で、その場で私たち4人が協議して、優勝者を決めたのである。「ええ? そんな、ガチなんだ」と驚いたが、面白かったのは、音楽の専門家であるマシコさんらがきっちり点数化してつけている評価と、私が「堂々としている」「客を巻き込んでいる」「のびしろがある」などと感想を書き付けながら「この人いいな」と思ったものが、結構ちゃんと一致していたのだ。評価のポイントや過程は、もしかしたら全然違うのかもしれないけれど、「最も心に響く一人」を選ぶという結果を見ると、意外と一致するのだな、とちょっと感動してしまった。


    • 熱唱する丸山さん
      熱唱する丸山さん
    • 優勝トロフィーを手にした丸山さん
      優勝トロフィーを手にした丸山さん

     優勝トロフィーは、徳島からやってきて「明日への手紙」を歌った中学2年生の丸山純奈さんの手に渡った。でも10人全員、本当に全員鼻の先くらいの僅差だったと思う。そもそも、この実力にして準々決勝進出って、本選はいったいどうなってしまうのか。第5回の開催が楽しみで仕方ない。同時に、「私もCDうんぬん」とか、口走らないでよかった、と、心の中で盛大に胸をなで下ろしたのだった。

     なお、歌唱王は、まだまだ応募を受け付けているので挑戦したいという方は応募してみてはいかがでしょうか。

     歌唱王ホームページ

    • 最後は全員で記念撮影をしました
      最後は全員で記念撮影をしました

    2017年08月10日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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