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    「今すぐ戻ってこい」…能見達也さんを偲ぶ会

    • 会場に飾られた遺影。前にはオーラチェンジャーや天宝来来の玉も飾られた
      会場に飾られた遺影。前にはオーラチェンジャーや天宝来来の玉も飾られた

     9月2日、今年5月に47歳の若さで亡くなった俳優の能見達也さんを(しの)ぶ会が、東京の中野サンプラザで開かれた。能見さんは、五星戦隊ダイレンジャーのシシレンジャー役で知られる俳優。偲ぶ会は、ダイレンジャー仲間の羽村英さん(テンマレンジャー)、和田圭市さん(リュウレンジャー)、土屋圭輔さん(キリンレンジャー)、高橋夏樹さん(ホウオウレンジャー)と、シシレンジャーのスーツアクターを務めた喜多川務さん、そして圭輔さんの兄の土屋大輔さん(「重甲ビーファイター」のブルービート)が発起人として企画。私は昨年秋、能見さんの能見祭をやったばかりで、そのご縁で司会を務めることになった。

     会場には、当時のスタッフや出演者が集まり、在りし日の能見さんに思いを()せた。偲ぶ会が「盛況」というのも妙だが、日本全国から多くのファンの皆様にも来ていただき、献花用の花が足りなくなるほどだった。

     会では、発起人を代表して和田さんが挨拶(あいさつ)。仕事で欠席となった喜多川さんのメッセージを高橋さんが代読した。その後、遺族を代表して、能見さんの兄が挨拶。さらにダイレンジャーのプロデューサーだった東映の鈴木武幸さんとテレビ朝日の梶淳さん、アクション監督の竹田道弘さんの挨拶が続いた。

    • 発起人代表挨拶をした和田さん(左)
      発起人代表挨拶をした和田さん(左)
    • コットポトロ時代の思い出を語る4人
      コットポトロ時代の思い出を語る4人

    • メッセージを代読する高橋さん
      メッセージを代読する高橋さん
    • 会の最後に遺影の前でポーズを取るダイレンジャーチーム
      会の最後に遺影の前でポーズを取るダイレンジャーチーム

     「きっと能見は自分がここにいないことを、不思議に思っているのではないか」という和田さんの言葉、そして竹田さんの、とてもとても短い「バカヤロー! ファンの皆さん、一生、能見のことを忘れないでやってください」という挨拶に、司会をしていて涙が出そうになって困った。献杯の発声はプロデューサーだった白倉伸一郎さん。献杯は能見さんにあまりに似合わないということで、結局、ビールのジョッキを持った遺影に向かって、全員が「乾杯」と唱和した。

     会場には、同じ戦隊でキバレンジャー役だった酒井寿さんや、スーツアクターとしてダイレンジャーを支えた、大藤直樹さん(リュウレンジャー)、蜂須賀昭二さん(テンマレンジャー)、石垣広文さん(キリンレンジャー)、村上利恵さん(ホウオウレンジャー)ら多くの俳優たちも駆けつけた。本来は偲ぶ会というのは、しめやかなものかもしれない。でも、能見さんは(にぎ)やかなこともお酒の席も大好きだったというわけで、会は賑やかに進行。当時、コットポトロ(戦闘員)を演じたおぐらとしひろさんら4人が当時のポーズを取ったり、歌手のNew Jack拓郎さんがエンディング主題歌を披露したりした。

     誰もが、「悔しかったら、今すぐここに戻ってこい」と、能見さんを挑発するような切ない気持ちではしゃいでいたのだと思う。会場で流された昨年秋の私主宰のイベントの映像では、能見さんがAKB風の制服を着て元気に踊っている。あの祭の打ち合わせで酒を飲んでから、まだ1年たっていないのだ。まさか、こんな早く、能見さんを送ることになるとは夢にも思わなかった。

     会の最後には、和田さんの「達也、今日だけはセンターとらせてやる!」の声と共に、ダイレンジャーチームが壇上に駆け上がった。そして、万感の思いをこめて「気力転身」からの名乗りポーズを披露。戦隊仲間らしい方法で、能見さんを偲んだ。能見さん、安らかに眠ってください。そして時には飲み会の席に、そっと顔を出してください。

     「天に輝く五つ星」の一つ、「天幻星」は、本当に、一足先に星になってしまったが、能見さんの姿は、残したものは、きっと皆の胸で輝き続けるはずだ。

     なんてカッコイイ締めを書いたら、あなたは照れ臭そうに笑うだろうね、能見さん。

    2017年09月09日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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