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自分の成長披露V目指す

ミス・ユニバース日本大会に出場する清水絵未里さん 20

亡き祖母からもらったサファイアの指輪をはめた清水絵未里さん(20)(17日午後2時56分、高崎支局で)=大塚美智子撮影

 「よしっ」。自分の名前が発表されると、観客席から力強い父親の声が耳に届いた。振り返ると、両親は笑いながら目で合図していた。優勝を実感した瞬間だった。

 女性なら誰もがあこがれる「ミス・ユニバース・ジャパン」。その出場者を決める地方大会の一つとして、昨年11月に初めて開かれた群馬大会で約80人の応募者の中からグランプリに輝いた。4月に大阪市で開催される「2012 ミス・ユニバース・ジャパン」に出場する。

 応募は全国から計5000人弱にも上る。書類選考や面接などを経て、日本大会に出場出来るのはわずか24人(15日現在)。だが、本当の勝負はここからだ。3月までの厳しいトレーニングの中での容赦ない叱咤(しった)やプレッシャーに耐えられず、脱落していく人もいるという。容姿だけでなく、スピーチやウオーキング、服のセンスなど知性や感性、対応能力までも求められるのだ。

 大会に出るまでは、普通の大学生だった。

 将来の夢は、「ユニセフ(国連児童基金)で貧しい子供たちのために働くこと」。ミスユニバースは世界各国を回って慈善活動も行う。「少しでも夢に近づける」と考え、応募を決意した。

 群馬大会に向けて本格的に準備したのは、1か月前から。魚や野菜を中心とした食生活にし、トレーニングで体を絞った。加えて、ウオーキングやスピーチなど習わなければならないものがたくさんあった。大学のテストと重なる時期もあり、勉強しながら筋トレをすることもあった。

 最も苦労したのは、ウオーキングだ。15センチもの高さのあるヒールを履いてのレッスンはなかなか慣れなかった。普段履き慣れていないため、立っているだけでも足がぐらつき、姿勢が悪くなる。時間があれば、自宅の廊下でヒールを履いて歩く練習に励んだ。

 つらい時もあった。そのたびに、亡き祖母がくれた自分の誕生石であるサファイアの指輪を握りしめては「私ならできる。絶対に負けない」と自らを奮い立たせた。大会は、自分を見つめ直す機会を与えてくれただけでなく、精神面でも大きく成長させてくれた。

 大会まで残り3か月を切った。「さらに成長した自分を披露できるよう全力を尽くし、必ず群馬に優勝トロフィーを持ち帰ります」

(大塚美智子)

【メモ】前橋市出身。現在は、埼玉県内の大学の薬学部に在学中。尊敬する人は、妥協を許さないアップルコンピュータの創業者スティーブ・ジョブズ。身長1メートル71、体重55キロ。スリーサイズは、バスト84センチ、ウエスト63センチ、ヒップ86センチ。特技は料理。「高カロリーの食べ物をいかに低カロリーに調理するかにはまっています」

2012年1月16日  読売新聞)
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